見出しタグの正しい使い方をご存じですか?
「正しいかはわからないけど、一応使っている」
という場合は、要注意です!
実はSEO対策において「見出しタグ」は重要な要素になるのです。
また、よくわからないまま間違った見出し付けを行うと、知らず知らずのうちにSEOに悪影響を与えてしまうことも。WEBライティングに慣れていないうちは気をつける必要があります。
この記事では、見出しタグのメリットや、SEO対策に効果的な基礎知識、具体的な見出しの付け方について解説します。ライティング初心者の方や改めて確認しておきたい方まで、ぜひ今後のSEO対策の参考にしてみてください。
1.見出しタグとは?
「見出しタグ」とは、ユーザーと検索エンジン両方に対して記事をわかりやすく伝えるためのタグを指します。
HTMLでは、下記のように記述します。
HTML上の見出しタグ
<h1>テキスト</h1> <h2>テキスト</h2> <h3>テキスト</h3> <h4>テキスト</h4> <h5>テキスト</h5> |
一般的には<h1>タグはタイトルに使われ、<h2>以下が記事内に使用されます。見出しタグをつけると、通常の文章よりも大きく表示されます。見出しタグは、見出しタグ以下の文章の内容を示すものとして使われます。
この記事の見出しを具体例として一部紹介すると、下記のようになります。
この記事の見出しタグ(一部抜粋)
■タイトル <h1>見出しタグでアクセス数が上がる!SEOで本当に効果が出る見出しとは</h1> ■本文 <h2>2.SEO対策における見出しタグの効果</h2> <h3>1.ユーザーへの見出しタグの効果</h3> <h3>2.検索エンジンへの見出しタグの効果</h3> <h3></h3> <h2>3.SEO対策に効果的な見出しタグの基礎知識</h2> <h3>1.検索意図にあったキーワードを使う</h3> <h3>2.見出しタグの順番を揃える</h3> <h3>3.見出しh1を使用するのはタイトルのみ</h3> ー以下略ー |
上記のように、大見出しである<h2>に関連する項目を<h3>の中見出しで構成しています。見出しタグでは、<h1>をタイトル、<h2>を大見出しとして、以下<h3>以下を関連する見出しとして階層化する使い方が一般的です。
2.SEO対策における見出しタグの効果
はじめてWEB上でコンテンツを作成する方にとっては、見出しタグの設定は面倒に感じるかもしれません。
しかし、見出しタグには下記の2つの重要な役割があります。
・ユーザーへの見出しタグの効果
・検索エンジンへの見出しタグの効果
次にこの2つについて詳しく見ていきましょう。
1.ユーザーへの見出しタグの効果
見出しタグをつけることで、文章の読みやすさは格段に変わります。
たとえば、ここまでの内容を見出しタグ無して記述すると下記のようになります。
いかがでしょうか。
文章全体としてまとまりがなく、見づらく感じませんか。
見出しタグを使えば、文章にメリハリをつけられます。メリハリをつけユーザーが読みやすい文章になることで、ユーザビリティ(使用性)も向上させることができます。
2.検索エンジンへの見出しタグの効果
見出しタグはユーザービリティだけでなく、検索エンジンに対してもポジティブな影響を与えます。
検索エンジンのロボットは、自動的にWEBサイトを巡回し、コンテンツの構造を把握します。その際に見出しタグが使用されていないコンテンツは「わかりづらいコンテンツ」と評価され、検索上位に表示されない可能性が高くなります。
検索エンジンはユーザーにとって見やすい記事を上位表示させます。ですので見出しタグを使うことはユーザーへ配慮すると同時に、SEO対策にもなる大切な作業です。
3.SEO対策に効果的な見出しタグの基礎知識
SEO対策において、見出しタグを使うことは基本です。
見出しタグはただ使うのではなく、より効果的な使い方を理解しておきましょう。
ここでは効果の出る見出しタグのつけ方のコツをご紹介します。
1.検索意図にあったキーワードを使う
まず、見出しタグには検索意図にあったキーワードを入れましょう。
たとえば、この記事では「SEO対策 見出しタグ」というキーワードを元にコンテンツを作成しています。そのため、コンテンツ内の見出しではキーワードと検索意図を含め、下記のように作成しています。
<h1>見出しタグでアクセス数が上がる!SEOで本当に効果が出る見出しとは</h1>
<h2>1.見出しタグとは?</h2> <h2>2.SEO対策における見出しタグの効果</h2> <h2>3.SEO対策に効果的な見出しタグの基礎知識</h2> <h2>4.SEO対策に効果的な見出しにするコツ</h2> <h2>5.【実践編】効果的な見出しを作るテクニック</h2> <h2>6.まとめ</h2> |
上記のように、「SEO対策 見出しタグ」というキーワードと、それに伴う検索意図に合わせた見出しを作ることで、ユーザービリティが向上します。その結果アクセス数や精読率が上り、検索エンジンに良い影響を与え、検索上位に上がる可能性が高くなります。
2.見出しタグの順番を揃える
見出しタグは使う順番を揃えましょう。
基本的に<h2>タグを大見出しにし、関連する内容を<h3>以下のタグで記述します。タイトルの下にいきなり<h3>タグが来たり、<h2>タグの次に<h4>タグを使うなどはNGです。
初心者の方は「なんとなく見た目がいいから」という理由で好きな見出しタグを使ってしまいがちです。まずは見出しタグを順番通りに並べることを意識することで、より効果的にタグを使うことができます。
3.見出しh1を使用するのはタイトルのみ
<h1>の見出しタグは、見出しタグの中でも最もサイズの大きなタグです。
大変インパクトのある見出しのため、基本的に<h1>が使用されるのは記事のタイトル部分だけとされています。WordPressやその他有名ブログ作成ツールでは、自動的にタイトルに<h1>が付くようになっています。
<h1>を本文中で利用すると不自然なものになってしまうため、避けましょう。
4.SEO対策に効果的な見出しにするコツ
続いて、見出しの付け方のコツを紹介します。
見出しはユーザーにとって効果的な見出しにする必要があります。見出しだけでそのコンテンツの伝わりやすさや、ユーザーにとっての理解しやすさは大きく変わります。「読みたい!」、「シェアしたい!」と思ってもらえるような見出しを作成しましょう。
続いては、効果的な見出しにするための3つのコツを紹介します。
1.見出しだけで内容が伝わるようにする
1つ目のコツは、見出しだけで内容が伝わるようにすることです。
記事にアクセスするユーザーは、一言一句の文字をすべて読んでいるわけではありません。ほとんどの場合、目次や見やすい大きな見出しにサッと目を通し、興味があるものだけをピックアップして読みます。もし興味をそそられる見出しや必要な情報がないと感じたら、その時点でページを閉じます。
たとえば、この章の大見出しは『4.SEO対策に効果的な見出しにするコツ』で、それに伴う中見出しは『1.見出しだけで内容が伝わるようにする』となっています。このような見出しであれば、見出しを見ただけでそこに書かれている情報がわかります。
見出しで内容がわかれば、そのコンテンツに興味があるユーザーが素通りすることなく、記事をしっかり読んでくれるようになります。
2.興味をそそられるタイトルにする
2つ目のコツは、興味をそそられるタイトルにすることです。
タイトルや見出しの文言次第でユーザーがその見出しを見るかどうかが大きく左右されます。
下記のタイトルの違いを見てみましょう。
例1:文章の書き方
例2:【初心者必見】SEO対策に効果的なわかりやすい文章を書く5つのコツ!
こうして比べてみると、例2のタイトルのほうがパッと目を引くのではないでしょうか。
たとえ書いてある内容が同じでも、タイトルや見出しの付け方を工夫することでユーザーの反応が変わります。それによってアクセス数も大きく変化します。逆に良い内容を書いていても、タイトルが悪ければまったくアクセスを稼げない…といったことも起きてしまいます。
コンテンツの魅力を最大限に引き出せるよう、タイトルや見出しも工夫して興味をそそるものにしましょう。
3.ユーザーの検索意図に合わせた順番にする
3つ目のコツは、見出しを検索意図に合わせた順番にすることです。
たとえば、この記事では「SEO対策に効果的な見出しタグの使い方!」というタイトルに対して、下記の順番で見出しをつけています。
見出しの順序
【1】:1.見出しタグとは? 【2】:2.SEO対策における見出しタグの効果 【3】:3.SEO対策に効果的な見出しタグの基礎知識 【4】:4.SEO対策に効果的な見出しにするコツ 【5】:5.【実践編】効果的な見出しを作るテクニック |
上記の並びが絶対ということではありませんが、ユーザーが読みやすい順序となっていると思います。
【5】と【1】を逆にすると、少し不自然になることがわかりますよね。
まず〇〇について記事を書くときには、「〇〇とはそもそも何なのか?」を説明しましょう。それから「〇〇のメリット・効果」を説明し、その上でコツやテクニックを紹介していく…という流れが自然で読みやすくなります。
このように、ユーザーの知識が深まりやすく読みやすい順序で見出しを並べましょう。
5.【実践編】効果的な見出しを作るテクニック
これまで効果的な見出しをつけるコツを紹介していきました。
ここからはより具体的なテクニックについてご紹介します。
コピーライティングにおいて見出しの付け方は何年も模索されており、その結果ある程度効果が出るタイトルの傾向がわかっています。その中でも、ユーザーの興味を引くタイトルには下記の3つの傾向があります。
・ニュース性があるもの
・意外性があるもの
・具体性があるもの
この3つを意識的に使うことで、効果的なタイトルや見出しが付けられるようになります。
1.ニュース性
1つ目は「ニュース性」です。
ニュース性とは鮮度の高い情報のことを指します。具体的には下記のようなものがあります。
・【2021年4月更新】〇〇最新ランキングTOP5
・最新の科学で判明した〇〇に効果がある方法
・【速報】実は〇〇には効果がないことが証明された
ユーザーは自分が知っている情報に興味を示さないだけでなく、全く知らない情報にも興味を示しません。一方で、気になる情報の場合は無視できなくなるという脳の習性があります。
ニュース性の高い気になるタイトルや見出しを付けることで、アクセス数や滞在時間を延ばすことができます。
2.意外性
2つ目は「意外性」です。
たとえば、下記の2つだとどちらが意外性があるでしょうか。
・「東大出身の男性が弁護士資格を最年少で取得」
・「アフリカのスラム街で育ったストリートチルドレンが国会議員に就任」
意外性という点では、後者の方が意外性があり興味を惹かれると思います。
意外性のあるタイトル・見出しの例は下記のようなものがあります。
今後のタイトルつけに、ぜひ参考にしてみてください。
・アクセス0だった人が6ヶ月で1万まで増やすSEO対策のコツ
・効果がないことが判明したSEO対策5つ
3.具体性
3つ目のコツは「具体性」です。
具体性を上げるコツは複数ありますが、最も簡単な方法は「数値を具体的に提示すること」です。
たとえば、下記のようにタイトルや見出しに数字を入れるだけで、具体性がグンとあがります。
・3ヶ月でアクセス数を30%あげたSEO対策の5つのコツ
・初心者がやってはいけない6つのSEO対策
・〇〇がおすすめな5つの理由
上記のタイトルや見出しはそれぞれ数字を入れずに作ることもできます。しかし数字を入れたほうが具体性が出るため、圧倒的にユーザーの興味関心を引くことができます。
6.まとめ
見出しタグは、SEO対策において重要な役割を持ちます。そのためWEB上でコンテンツを作る際には、見出しタグと見出しの効果的な使い方・付け方を意識して作成する必要があります。
初心者の方にとっては少し大変かもしれませんが、慣れてくればSEO対策に効果的な見出しタグの使い方が簡単にできるようになります。まずは今回紹介した内容を参考に、取り入れやすいものから実践してみてください。関心を引き付ける適切な見出し作りで、アクセス数とSEO対策を行いましょう!
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