コールセンター代行

コールセンターの運営費用を内製と業務委託で比較|費用内訳・判断基準を解説

2025.06.19

コールセンターを運営する際は、自社で人員やシステムを用意して内製する方法と、専門業者へ業務委託する方法があります。

どちらが適しているかは、初期費用や月額費用だけでなく、対応件数、対応時間、求める応対品質、社内にノウハウを残したいかどうかによって変わります。

この記事では、コールセンターの運営費用を内製と業務委託で比較し、それぞれの費用内訳や向いている企業、外注先を選ぶ際の注意点を解説します。

コールセンター代行会社を具体的に比較したい方は、コールセンター代行会社おすすめ比較記事もあわせてご覧ください。

この記事で解決できるお悩み

  • コールセンターを内製する場合と業務委託する場合の費用差を知りたい
  • 内製型コールセンターにかかる初期費用・ランニングコストを知りたい
  • 業務委託型コールセンターの料金体系や費用目安を知りたい
  • 内製と外注のどちらが自社に向いているか判断したい
  • 費用を抑えながらコールセンター運営を安定させる方法を知りたい

コンペルでは、業者の比較調査を日々行っています。その実績を活かして、貴社にぴったりのおすすめできるコールセンター代行会社を無料でご紹介しますので、お気軽にご利用ください。

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コールセンター運営は内製と業務委託のどちらを選ぶべきか

コールセンター運営では、単純に「安いほう」を選ぶのではなく、自社の目的や運用体制に合う方法を選ぶことが重要です。内製は社内にノウハウを蓄積しやすい一方、採用・教育・システム整備の負担が大きくなります。業務委託は短期間で立ち上げやすい一方、委託先との連携や品質管理が重要になります。

まずは、内製型と業務委託型の違いを整理しておきましょう。

比較項目 内製型コールセンター 業務委託型コールセンター
運営主体 自社で採用・教育・管理を行う 外部のコールセンター代行会社に委託する
初期費用 システム導入、設備、採用、研修などで高くなりやすい 初期設定やマニュアル作成費用のみで始めやすい
月額費用 人件費、管理者費用、システム費、オフィス費用が継続発生 月額固定型・従量課金型など契約内容に応じて発生
品質管理 自社基準で細かく管理しやすい 委託先の研修・モニタリング・レポート体制を確認する必要がある
ノウハウ蓄積 顧客対応ノウハウを社内に残しやすい 委託先にノウハウが偏りやすいため、情報共有設計が重要
向いている企業 長期運用、独自性の高い対応、顧客体験を重視する企業 短期立ち上げ、コスト抑制、繁忙期対応、専門会社の活用を重視する企業

内製型コールセンターとは

内製型コールセンターとは、自社でオペレーターや管理者を採用し、システムやマニュアル、応対品質の管理まで自社で行う運営方式です。自社の商品やサービスに詳しいスタッフが対応できるため、ブランドイメージを保ちやすく、顧客の声を直接社内に蓄積しやすい点が特徴です。

一方で、採用費、人件費、教育費、システム費、管理者の工数などが発生するため、一定以上の規模や長期運用を前提にしないと、費用負担が重くなる場合があります。

業務委託型コールセンターとは

業務委託型コールセンターとは、問い合わせ対応や予約受付、受注対応、架電業務などを外部のコールセンター代行会社に任せる運営方式です。自社で人員や設備を抱えずに始められるため、短期間で立ち上げたい場合や、繁忙期だけ対応体制を強化したい場合に向いています。

ただし、委託先に任せきりにすると、対応品質や情報共有にズレが生じることがあります。契約前には、対応範囲、KPI、レポート頻度、エスカレーションルールなどを明確にしておきましょう。契約前の確認項目は、コールセンター代行の見積もり・契約前チェックリストでも詳しく解説しています。

コールセンター運営費用の内訳

コールセンターの運営費用は、内製と業務委託で発生する項目が異なります。内製では固定費が大きくなりやすく、業務委託では契約内容やコール数によって費用が変動しやすいのが特徴です。

内製型コールセンターの費用内訳

費用項目 内容 費用の考え方
採用費 オペレーター、SV、管理者の採用にかかる求人広告費や紹介手数料 採用人数が多いほど増加。離職が多い場合は継続的に発生
人件費 オペレーターの給与・時給、SVや管理者の給与、社会保険料など 席数・対応時間・シフト体制に応じて大きく変動
教育・研修費 応対研修、商品研修、クレーム対応研修、マニュアル作成など 専門性の高い業務ほど教育コストが増えやすい
システム費 CTI、CRM、PBX、通話録音、FAQ管理、チャットツールなど 初期導入費と月額利用料が発生しやすい
設備・インフラ費 電話回線、PC、ヘッドセット、オフィススペース、ネットワーク環境など 拠点規模が大きいほど固定費が増える
管理・改善工数 KPI管理、品質モニタリング、シフト管理、レポート作成など 管理者や責任者の工数として見落とされやすい

内製型は、コールセンターを自社資産として育てられる反面、採用・教育・管理の負担が大きくなります。特に、オペレーターの離職やシフト調整、品質管理まで含めると、表面上の人件費以上に運営負担がかかる点に注意が必要です。

オペレーターの人件費や時給について詳しく知りたい方は、コールセンタースタッフの時給・人件費に関する記事も参考にしてください。

業務委託型コールセンターの費用内訳

費用項目 内容 確認ポイント
初期費用 業務設計、マニュアル作成、スクリプト作成、システム設定など どこまで初期費用に含まれるか確認する
月額固定費 一定の対応件数や席数に対して毎月発生する費用 対応件数の上限、超過時の料金を確認する
従量課金費 1コール、1件、1分などの単位で発生する費用 繁忙期に費用が増えやすいため、想定件数を整理する
オプション費用 夜間休日対応、多言語対応、メール・チャット対応、レポート作成など 標準対応か追加費用かを事前に確認する
システム連携費 CRM、受注管理システム、予約管理システムなどとの連携費用 連携範囲や初期設定費を確認する
改善・運用支援費 FAQ改善、スクリプト改善、定例会議、分析レポートなど 改善提案まで含まれるかを確認する

業務委託型は、初期費用を抑えやすく、必要な範囲だけ外注しやすい点がメリットです。一方で、対応件数やオプションの追加によって費用が変わるため、見積もり時には内訳を細かく確認しておきましょう。外注費用の相場を詳しく確認したい方は、コールセンター外注費用の相場をご覧ください。

コールセンター運営費用を内製と業務委託で比較

内製と業務委託のどちらが安いかは、コール数や対応時間、求める品質によって変わります。ここでは、運営費用を比較する際に見ておきたい観点を整理します。

比較項目 内製型 業務委託型
初期費用 システム、設備、採用、教育にまとまった費用がかかりやすい 初期設定やマニュアル作成費用のみで始めやすい
固定費 人件費、管理者費、システム利用料、オフィス費用が継続発生 契約プランに応じて月額費用が発生
変動費 繁忙期は採用・残業・追加シフトで調整が必要 従量課金や超過料金で対応件数に応じて変動
立ち上げスピード 採用・研修・システム準備に時間がかかる 既存体制を活用でき、比較的短期間で始めやすい
品質管理 自社基準で管理しやすいが、管理者の工数が必要 委託先の品質管理体制に依存するため確認が重要
ノウハウ蓄積 社内に顧客対応ノウハウを残しやすい 委託先に依存しやすいため、レポート共有や定例会が重要
柔軟性 独自ルールに合わせやすいが、人員調整は難しい 繁忙期や短期案件に対応しやすいが、契約範囲に制限がある

内製のほうが向いているケース

  • 顧客対応を自社の重要な競争力として育てたい
  • 商品・サービスの専門性が高く、細かな判断が必要
  • 顧客の声を社内に直接蓄積したい
  • 長期的に一定以上の問い合わせ件数が見込まれる
  • ブランドトーンや応対方針を細かく管理したい

業務委託のほうが向いているケース

  • 短期間でコールセンターを立ち上げたい
  • 採用や教育にかける社内リソースが不足している
  • 繁忙期やキャンペーン期間だけ対応を増やしたい
  • 夜間・休日・24時間対応を外部に任せたい
  • コストを固定費化せず、必要な範囲だけ委託したい

部分委託・ハイブリッド運営が向いているケース

内製と業務委託は、必ずどちらか一方に決める必要はありません。たとえば、一次受付や夜間休日対応だけを外注し、クレーム対応や重要顧客対応は社内で行うなど、部分委託・ハイブリッド運営を選ぶ方法もあります。

運営パターン 内容 向いているケース
一次受付のみ外注 問い合わせの受付・取次ぎを外部に任せ、判断が必要な対応は社内へ引き継ぐ 社内負担を減らしつつ、重要対応は自社で管理したい場合
夜間休日のみ外注 営業時間外や土日祝日の対応だけを外部に委託する 24時間対応を整えたいが、日中対応は内製したい場合
繁忙期のみ外注 キャンペーンや季節要因で問い合わせが増える時期だけ委託する 固定人員を増やさず、繁忙期の取りこぼしを防ぎたい場合
専門業務のみ外注 テクニカルサポート、多言語対応、アウトバウンドなど特定領域だけ任せる 社内にない専門スキルを補いたい場合

部分委託にすれば、内製の強みであるノウハウ蓄積と、外注の強みである柔軟性を両立しやすくなります。コールセンター代行業者の種類や向いている業務を詳しく知りたい方は、コールセンター代行業者の種類と選び方も参考にしてください。

コールセンター運営費用で見落としやすいコスト

コールセンター運営費用を比較する際は、月額料金や人件費だけで判断しないことが重要です。実際には、立ち上げ後の運用管理や品質改善、システム連携など、見落としやすいコストが発生します。

  • 採用・離職に伴うコスト:採用広告費、面接工数、教育工数、離職後の再採用費用が発生します。
  • 管理者の工数:シフト管理、品質チェック、クレーム対応、改善会議などの管理工数がかかります。
  • マニュアル・FAQ整備の工数:内製でも外注でも、応対品質を保つにはマニュアルやFAQの更新が必要です。
  • システム連携費用:CRM、受注管理、予約管理、チャットツールなどとの連携に費用がかかる場合があります。
  • 品質低下による機会損失:応答率の低下や対応品質のばらつきは、顧客満足度や売上に影響します。
  • 契約変更・追加対応費:対応時間や件数、業務範囲を後から広げる場合に追加費用が発生することがあります。

業務委託を検討する場合は、見積もり書に含まれる費用だけでなく、運用開始後に発生しやすい追加費用も確認しましょう。

コールセンター運営費用を抑えるポイント

コールセンターの費用を抑えるには、単純に安い会社を選ぶのではなく、業務範囲や運用設計を見直すことが重要です。

対応範囲を明確にして委託範囲を絞る

すべての問い合わせを外注するのではなく、一次受付、予約受付、営業時間外対応など、任せる範囲を絞ることで費用を抑えやすくなります。専門判断が必要な対応は社内で行い、定型対応だけを外注する方法も有効です。

FAQやトークスクリプトを整備する

FAQやトークスクリプトが整っていないと、オペレーターの教育に時間がかかり、対応品質も安定しにくくなります。よくある質問、回答例、エスカレーション条件を整理しておくことで、立ち上げ工数や運用中の確認コストを抑えられます。

コール数や繁忙期を事前に把握する

月間の入電数、架電数、繁忙期、曜日別・時間帯別の傾向を把握しておくと、過剰な席数や高すぎるプランを避けやすくなります。見積もりを依頼する前に、直近の問い合わせ件数や対応時間を整理しておきましょう。

複数社から同条件で見積もりを取る

コールセンターの料金体系は会社によって異なります。1社だけの見積もりでは相場が分かりにくいため、同じ条件で複数社に見積もりを依頼し、初期費用、月額費用、従量課金、追加費用、対応範囲を比較することが重要です。

コールセンター運営で失敗しやすいポイント

  • 費用だけで判断する:安さだけで選ぶと、応答率や応対品質が不足し、顧客満足度が下がる可能性があります。
  • 委託範囲が曖昧なまま始める:どこまでを外注し、どこから社内対応にするか決めていないと、対応漏れや責任範囲のズレが起こります。
  • KPIを決めずに運用する:応答率、放棄呼率、一次解決率などを決めていないと、費用対効果を判断しにくくなります。
  • 情報共有の仕組みを作らない:問い合わせ内容や顧客の声が社内に戻らないと、商品改善やサービス改善に活かしにくくなります。
  • 長期契約を急いで結ぶ:業務量や相性を確認しないまま長期契約を結ぶと、途中で条件を見直しにくくなります。

コールセンター運営を検討する前に準備しておきたいこと

内製・業務委託のどちらを選ぶ場合でも、事前準備ができているほど、費用の見通しを立てやすくなります。

  • 月間の入電数・架電数
  • 曜日別・時間帯別の問い合わせ傾向
  • 対応したい業務範囲
  • 対応時間・曜日・繁忙期の有無
  • 必要な対応チャネル
  • 社内で対応すべき業務と外注してよい業務
  • 希望するKPIや品質基準
  • 顧客情報の取り扱いルール
  • FAQ・トークスクリプト・商品資料
  • 想定予算と希望開始時期

これらを整理しておくと、内製に必要な費用と業務委託の見積もりを比較しやすくなります。

コールセンターの内製・業務委託で迷ったらコンペルにご相談ください

コールセンターの運営方法は、企業の業務量や予算、顧客対応方針によって最適解が異なります。内製すべきか、業務委託すべきか、部分的に外注すべきかを判断するには、複数の会社や運営パターンを比較することが大切です。

コンペルでは、コールセンター代行会社の比較調査を日々行っています。自社の目的や対応件数、予算に合わせて、条件に合う会社を無料でご紹介します。

コールセンターの外注先探しにあまり時間や手間をかけられない方や、依頼をお急ぎの方は、お気軽にコンペルにご相談ください。

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コールセンター運営費用に関するFAQ

コールセンターは内製と業務委託のどちらが安いですか?

短期的には、採用や設備投資を抑えられる業務委託のほうが始めやすい場合が多いです。一方で、長期的に大量の問い合わせを安定して処理する場合は、内製のほうがノウハウを蓄積しやすく、費用対効果が合うこともあります。

内製型コールセンターではどのような費用がかかりますか?

オペレーターや管理者の人件費、採用費、教育費、CTI・CRMなどのシステム費、電話回線、PC、ヘッドセット、オフィス費用、品質管理の工数などが発生します。

業務委託型コールセンターの費用は何で決まりますか?

対応件数、対応時間、業務内容、必要な専門知識、対応チャネル、夜間休日対応、多言語対応、レポートや改善提案の有無などで変わります。見積もり時には、基本料金だけでなく追加費用も確認しましょう。

コールセンター運営費用を抑えるにはどうすればよいですか?

対応範囲を明確にし、FAQやスクリプトを整備したうえで、複数社に同条件で見積もりを依頼することが重要です。一次受付や繁忙期対応だけを外注するなど、部分委託を活用する方法もあります。

コールセンター運営を業務委託する前に確認すべきことは何ですか?

業務範囲、対応件数、対応時間、料金体系、追加費用、KPI、レポート頻度、セキュリティ体制、エスカレーションルール、契約期間、解約条件を確認しておきましょう。

この記事の監修者

鶴田克之のプロフィール写真

鶴田克之

株式会社ジャパンプ取締役

営業歴20年以上。様々な業界の営業代行を担当し、

楽天やミスミなど大手企業の営業支援も経験。
新規開拓に加え、営業チームの立ち上げ・マネジメントにも携わる。
営業代行の発注設計と会社選定(相場・依頼範囲)に関する内容を監修。

岡林洋祐のプロフィール写真

岡林洋祐

株式会社ジャパンプ取締役

営業歴15年以上。様々な業界の営業代行を担当。
リクルートやキーエンスなど大手企業の営業支援も経験。
スクリプト改善や架電運用の最適化など、現場で成果を出す実務に強みを持つ。
営業代行で成果を出すための運用設計(品質管理・改善・教育)に関する内容を監修。

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