自社の新規開拓をテレアポ代行や営業代行会社に依頼する際に、「どれだけ成果が出るのか」「費用対効果はどうか」と気になる方は多いと思います。そんな時にわかりやすいのが「成果報酬型」の営業代行サービスです。

そこで今回は、成果報酬型で営業代行を探している方のために、これまで実際に営業代行を行ってきた弊社が、「成果報酬単価の相場」と「成果報酬型でおすすめの営業代行会社」をご紹介します。

この記事を読めば、「成果報酬型の営業代行」の特徴や費用感がよくわかると思います。営業代行会社に依頼する前に知っておいてほしい情報が盛りだくさんなので、是非チェックしてみてください。

目次

成果報酬型でおすすめの営業代行会社16選

成果報酬型の中でおすすめの営業代行会社を下記3つの切り口でご紹介します。

  • 低価格から依頼できる成果報酬型の営業代行会社
  • 成果報酬型の実績が豊富で評判の営業代行会社
  • 高品質で信頼できる成果報酬型の営業代行会社

重視したいポイントが決まっている方は興味のある項目を。特にまだ決まっていなくて、どんな営業代行会社があるかをとりあえず見たいという方は、依頼する際に何を重視して選びたいかの参考にしてみて下さい。

低価格から依頼できる営業代行会社

1.株式会社ジャパンプ


株式会社ジャパンプは、BtoB営業代行を得意とするテレアポ代行サービスを提供しています。長年の経験で培った営業ノウハウやスキルを活かし、年間10社以上の代行を行っています。また、担当になる全社員に情報管理やセキュリティ対策に関する研修や秘密保持契約の締結などを実施しており、安心して発注可能です。

依頼から運用開始までが早いのも特徴です。10日ほどでスタートすることも多く、スピード感を重視してお探しの方にもおすすめです。

ここが高品質 ・非常に高いレベルでのセキュリティ対策
・依頼から運用開始までの日数が早い
料金帯 ・成果報酬 1件あたり20,000円~
・従量課金 1件300円~
お問い合わせ先 03-6384-1059

 

2.株式会社アイランド・ブレイン

株式会社アイランドブレインは、BtoBのアポイント獲得に特化した営業代行会社で、新規開拓でアプローチをする際の準備を含めて丸ごとサポートしています。固定費が全くかからない点が特徴で、例えばアプローチ先リスト作成や、最適なトークスクリプトなども全て無料で準備してもらえます。
アポ単価は業界や商材に関わらず全て1件あたり16,500円で統一されており、あまりコストをかけずに新規開拓をしたい方におすすめです。

またアポ提供の際は、事前に希望した商談条件に沿って提供する為、アポの質に関しても安心して依頼できると言えるでしょう。

使いやすさのポイント ・固定費が全て無料
・どんな商材でも一律の成果報酬額
料金帯 ・初期費用、月額費用:無料

・一律の成果報酬型料金
1件あたり16,500円
最低商談件数1件からご提供可能。

お問い合わせ先 0120-252-764 受付時間/平日9:00~18:00 担当:石川様

 

3.ルーツアウェイク株式会社

ルーツアウェイク株式会社は、電話代行を得意とする代行会社です。コールセンター事業を手がける中で得た豊富な顧客リストを活用し、質の高いアポを獲得します。初期費用・月額利用料・導入費用は全て0円であり、アポ1件1万円の完全成果報酬型のサービスを提供しています。土日祝日の対応も可能なほか、商談件数とアポイント条件の設定も可能です。継続率も99%を誇るなど、高い実力を持つ会社です。

ここが高品質 ・顧客リストが豊富
・土日祝日も対応可能
料金帯 アポイント1件1万円
初期費用・月額費用・アポイント成約手数料 0円
お問い合わせ先 03-5875-5522

 

4.株式会社セールスジャパン


株式会社セールスジャパンは、完全成功報酬の営業代行・販売支援を通じて、企業の事業拡大・新規開拓(販路)を全面的にサポートしています。日本全国、あらゆる業種に対応しています。完全成果報酬型で、初期費用、ランニングコストが掛からないので、リスクを最小限に抑えて依頼することができます。営業力と長年の営業経験を兼ね備えた、業界別トップセールスマンが多数在籍しているため、幅広い案件に対応可能です。きめ細かいアフターフォローがあるところも魅力的です。

ここが高品質 ・初期費用、ランニングコストゼロ
・経験豊富なセールスマンが多数在籍
料金帯 要問合せ
お問い合わせ先 03-5713-0242

 

実績が豊富で評判の営業代行会社

1.アズ株式会社


アズ株式会社の提供する「アポハンター」は、成果報酬型の営業代行サービスで、商談に至るまでの営業プロセスの代行が可能です。パートやアルバイトは使わず、生産性の高いメンバーのみで構成されたプロのテレマーケティングチームが営業を行なっており、これまでには不動産業界、広告業界、情報通信業界、人材業界、IT業界など1800社を超える企業での実績があります。
成果報酬の単価は、テストマーケティング時のアポイント率で決めることが可能です。

主な実績、業界 不動産業界、広告業界、情報通信業界、人材業界、IT業界など
料金帯 ・初回稼動費用:30万円(営業戦略立案、トークスクリプト設計、サービス利用料、リストアップ費など含む)

・成果報酬
(担当者クラス)1件あたり15,000円~
(課長クラス) 1件あたり30,000円~
(取締役、責任者クラス)1件あたり45,000円~

お問い合わせ先 03-5227-6211

 

2.株式会社エグゼクティブ


株式会社エグゼクティブは、法人に絞った成果報酬型の営業代行で1000社以上の支援実績のある企業です。アポイント獲得に特化した「CCリサーチ」では、独自の営業技術でキーマンへのアポ獲得を得意としています。特に形のない商材や、商品価格の高い商材のテレアポを得意としており、コンサルティング、システム開発、電子機器、広告、WEB制作、映像制作などの実績があります。
オプションとして、営業改善コンサルタントが営業ツール(紹介資料)作成のサポートもしている為、Web商談に合わせた資料作成などでお困りの方は話を聞いてみるのも良いかもしれません。

また新規見込み客のアポ獲得だけでなく、希望すれば、商談などの営業活動の部分まで依頼する事も可能です。営業面でアポ取りから商談までトータルで即戦力が欲しい方におすすめです。

主な実績、業界 基幹系システム受託開発会社、半導体/電子機器製造EMS、大規模ネットワークプラットフォーム構築、特殊建造物の構造計算ソフト、半導体X線検査装置、WEB改ざん検知システム、工業用ポンプなど
料金帯 成果報酬型 詳細は要問合せ
お問い合わせ先 お問い合わせ専用番号:080-9452-9644

 

3.株式会社完全成果報酬


株式会社完全成果報酬は、新規事業の立ち上げや新規開拓を得意としている営業代行会社です。アポインターは300時間以上のトレーニングを積んだ営業経験のある者が対応する為、クオリティの高いアポを提供することが可能です。IT業界、広告業界、人材業界、流通・小売業界など幅広い業界で実績があります。
成果報酬のアポだけでなく、成果報酬で商談、受注までを依頼することも可能です。

リストは自社で用意した方がコストを安く抑えられるでしょう。

主な実績、業界 WEB解析用ソフトウェア、ITソリューション製品、新卒採用、不動産ポータルサイト、エステサロン提携先開拓、等
料金帯 ・初期費用、月額費用:無料
※1か月の発注額が30万円を満たす場合
※満たさなかった場合は 初期費用100,000円、2か月目以降の月額費用100,000円
・完全成果アポインター アポイント1件15,000円~
・完全成果クローザー 訪問1件15,000円~
・プロジェクト管理費:別途10%
お問い合わせ先 03-5908-8005

 

4.株式会社FTJ


株式会社FTJのテレアポ代行サービスは、単に電話をしてアポを取るだけでなく、最適なアプローチ先の選定やトークスクリプトのABテストなどによりこれまで様々な業界の営業活動をサポートしてきました。営業担当になる全員が現場経験豊富な為、リスト、スクリプト、顧客満足へのこだわりを持ってアポ獲得をしていきます。これまでには人材紹介、IT業界、広告業界、翻訳サービスなどで実績があります。時期や予算などの要望に可能な限り合わせて、最適なプランニングを提案してもらえるのでまずは問い合わせてみるのも良いでしょう。テレアポ代行の他には、テレマーケティングとして既存顧客の満足度調査や市場調査も行っています。

主な実績、業界 IT開発、AIサービス、エンジニア人材紹介、人材業界、広告業界など
料金帯 成果報酬型 詳細は要問合せ
お問い合わせ先 03-6420-0409

 

5.株式会社オルガロ

株式会社オルガロは、市場調査からテレアポ代行、フォロー営業までワンストップで支援している会社です。依頼から最短5営業日での稼働が可能であり、営業戦略立案・顧客のペルソナ設定・ターゲットリスト・トークスクリプトの作成まで全て無料で対応しています。契約期間の縛り・最低発注量などの条件はなく、いつでもサービスの解約・停止が可能です。

また、要望に応じて決裁者商談アポ代行サービスも行っています。中小・ベンチャー企業を中心とした3000社程の決裁者・キーマンの紹介が可能なため、スピーディーに商談を進めたいという方におすすめです。

主な実績、業界 不動産、IT、人材、コンサルティングなど
料金帯 1件あたり数千円~数万円
お問い合わせ先 03-6657-8575

 

6.アソウ・ヒューマニーセンター

アソウ・ヒューマニーセンターは、200,000社への新規開拓営業の実績を持つ代行会社です。30年以上にわたる法人営業で培ったノウハウを活かし、あらゆる業種・業界の顧客獲得をサポートします。勤続年数3年以上かつ営業・販売業務経験を持つスタッフが質の高いアポイントを獲得します。会社ごとに専属のチームを割り当て、週ごとに結果の検証・改善を行います。アポ獲得率も平均で4.8%を誇る、高い実力を持つ会社です。

主な実績、業界 決済サービス、コンサルティング、システム開発など
料金帯 ターゲット1社100円+成果報酬
お問い合わせ先 092-711-1922

 

高品質で信頼できる営業代行会社

1.株式会社LEO

LEOは、あらゆる営業手法を複合することで、これまでに中小企業から大手企業まで多くの企業に活用されてきました。セールス手法としてはアウトバウンドだけでなく、「フォームアプローチ」などインバウンドも組み合わせる事により、稼働数を抑えながらも受注に繋がる可能性の高い高品質なアポを可能としています
また、法人リストの販売も行っていることもあり、ターゲティングの精度が高く、どのマーケットにどうアプローチすれば成果が出るかといった戦略性の高さはLEOならではの強みです。

ここが高品質 ・複合的な営業手法で、受注に繋がる可能性のあるアポ獲得が得意
・ターゲット選定など、戦略的な営業代行活動が強み
料金帯 ・成果報酬 詳細は要問合せ
お問い合わせ先 03-6278-8522

 

2.株式会社エッジコネクション

エッジコネクションのテレアポ・営業代行サービスは、「成約」を意識した質の高いアポを提供しています。アポを提供しても成約にならない場合は、どこを改善すれば成約に繋がるかを依頼会社と共に考え、必要であればトークスクリプト(台本)の練り直しも何度でも行っています。アポイントの品質保証として、万が一訪問した際に面会ができなかったり説明が全然できなかったりという事があった場合には課金していない為、初めてで本当に成果が出るか不安な方にも安心できるサービスと言えます。

ここが高品質 ・「成約」を意識した高品質なアポイント
・アポイントの品質保証がある
料金帯 ・月額固定費:無料

・成果報酬 アポイント1件あたり10,000円~ アポイント率により確定
月間10件以上のアポイントに訪問可能であること

お問い合わせ先 03-6825-5900

 

3.株式会社ディグロス

株式会社ディグロスは、初期費用や月額費用といった固定費は全て「無料」で使うことができます。かかる費用はアポイントが取れたときのみで、商材によって異なりますが単価は1~5万円となっています。

アポ件数での契約形態となっており、最小10件からのスポット利用も可能。低リスクで小ロットから気軽に利用できるプランなので、初めて営業代行サービスを利用される方でも使いやすいでしょう。

低価格なだけでなく、1000社を超える支援実績や、94.6%の高いリピート率を持っている為、品質も安心できます。

使いやすさのポイント ・固定費がすべて無料なので低リスク
・スポットでも利用が可能で最小10件のアポイント提供から対応。
料金帯 ・初期費用、月額費用:無料

・成果報酬 1件あたり10,000円~80,000円
ディグロス社のリストを利用した場合は、アポ単価+1,000円

・オプション
レポート費:30,000円もしくは60,000円

お問い合わせ先 03-6869-8063(代表)

 

4.株式会社ambient

株式会社ambientは、IT・WEB・人材・物流業界のテレアポ代行を得意とする代行会社です。テレアポ代行では、依頼のあった業界で豊富なテレアポ代行実績を持つスタッフのみが担当しています。WEBサービスやIT業界、コスト削減、太陽光発電、不動産分譲販売、その他BtoB向け専門サービスなど幅広い業界の依頼に対応可能です。専門知識が必要なサービスでも、事前にヒアリングをしてトークマニュアルを作成することで、安定したアポ獲得率を実現します。

使いやすさのポイント 幅広い業界の依頼に対応可能
料金帯 1件250円〜
お問い合わせ先 03-6779-4488

 

5.株式会社OMG

株式会社OMGは、品川区に本拠地を置く代行会社です。幅広い業界の営業代行・テレアポ代行を手がけてきたノウハウを活かし、顧客獲得を支援しています。テレアポ代行ではアルバイトでなく社員が担当し、質の高いアポを獲得します。「いい商品、サービスがあるが、人員が不足しており新規開拓ができない」「人を雇いたくても、すぐの人員増加ができない」という方におすすめです。

使いやすさのポイント 全て社員が担当
料金帯 要お問い合わせ
お問い合わせ先 03-3779-6908

 

成果報酬型のメリット・デメリット

成果報酬型のメリット2点

費用は獲得した分だけ

固定でかかる費用が無いのがメリットです。獲得した分のみの費用になる為、獲得が無かった際のリスクを抑えることができます。

販路拡大が低リスクで実施できる

特にこれから大きくシェアを伸ばしていきたい新規開拓の際にも、成果報酬型ならコストを抑えた実施が可能です。
コンサルティングができる営業代行会社や、戦略が売りの営業代行会社に依頼すれば、よりシェアを伸ばすための提案も積極的にしてきてもらえるかもしれません。

成果報酬型のデメリット2点

質はさまざま

成果1件の中には様々な興味度合いのアポが入りますが、どれも同じ1件です。
「話だけ聞いても良い」というものもあれば、「ちょうど検討していた最中」というものまで、どれも1件とカウントされますので、質に差が出る可能性はあります。

《解決策》
事前にアポイントの希望や条件を営業代行会社に共有することで、納品されるアポ品質を保つ事が可能です。

場合によっては費用がかさむ事もある

成果報酬型は成果が出た分に費用が発生するので、獲得数が多くなれば当然その分費用が掛かります。営業代行会社が想定以上のアポイントを獲得した場合は、固定報酬以上の費用になる事もあります。

《解決策》
使える予算が決まっている場合は、事前に営業代行会社に伝え、アポがその金額を超えないように調整可能か相談してみてみるのもおすすめです。営業代行会社によっては月の予算分のアポを獲得したらその月は営業活動をストップし、予算を超えないように調整してもらえる場合もあります。

営業代行の費用感・相場

アポイント獲得までの「テレアポ」の場合

成果報酬1件:15,000円~難易度によっては40,000円を超えることもあります。
ここは一律で金額が決まっている会社もあれば、商材ごとに異なる会社もあります。
事前に相談して少なくとも3社以上は見積もりを取ることをおすすめします。

商談・獲得まで代行する場合

どこまで代行するかで変わりますが、成果報酬で獲得(受注)までを引き受けてくれる会社はかなり少ないです。
固定報酬+成果報酬という料金形態をとっている会社はあります。

商談まで:1回につき10,000円~(アポ費用とは別途)
獲得まで:1件30,000円~ ※成果報酬で受けるところは少ない

では、要問合せと書いてある営業代行会社はどのようにして費用を決めているのでしょうか。
次に、どのようにして費用が割り出されることが多いのかをお伝えします。

成果報酬型と固定報酬型の比較

営業代行を依頼する際、大きく分けて「成果報酬型」と「固定報酬型」の2つの料金体系から選択できます。それぞれに特徴があり、自社の状況や目的に応じて適切な形態を選ぶことが大切です。

成果報酬型と固定報酬型の違いをまとめると、以下のとおりです。

成果報酬型 固定報酬型
初期費用 無料が多い 必要
月額費用 なし あり
最低契約期間 短期可能 3~6ヶ月が一般的
主なメリット
  • 成果が出なければ費用が発生しない 
  • リスクが低い
  • 安定した営業活動が可能 
  • 営業戦略の構築がしやすい
主なデメリット
  • アポの質にばらつきが出やすい 
  • 成果が出ると高額になる可能性
  • 成果が出なくても固定費が発生 
  • 初期費用の負担が必要

それぞれの特性を理解した上で、自社に合った料金体系の選択が、営業代行を成功させるポイントとなります。

成果報酬型が向いているケース

成果報酬型の営業代行は、リスクを最小限に抑えながら新規開拓を進めたい企業に最適な選択肢です。実際の成果が出た分だけ費用が発生するため、特に初期投資を抑えたいフェーズでの活用が効果的です。

理由は、成果報酬型では固定費が発生しないことにあります。そのため、予算に応じて柔軟な営業活動が可能になり、市場の反応を見ながら投資規模を調整できます。

特に成果報酬型が向いているケースとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 新規事業の立ち上げ期で、初期投資を抑えたい場合
  • 営業代行サービスの効果を検証したい場合
  • 繁忙期など、短期的な営業強化が必要な場合
  • 予算規模に応じて柔軟に調整したい場合
  • 固定費を抑えながら新規顧客の開拓を目指す場合

成果報酬型は特に「試行錯誤しながら最適な営業手法を見つけたい」のようなフェーズで効果を発揮します。ただし、成功率を高めるためには、営業代行会社との密な連携と、商材の強みや提案方法の十分な擦り合わせが必要です。

固定報酬型が向いているケース

固定報酬型の営業代行は、長期的な視点で営業基盤の構築を目指す企業に適した選択肢です。毎月一定の費用は発生するものの、継続的な営業活動を通じて、体系的な営業戦略を確立できます。

理由は、固定報酬型では安定した予算で営業活動を展開できることにあります。短期的な成果にとらわれず、商材の価値訴求方法の確立や、効果的なトークスクリプトの開発など、長期的な営業力の向上に注力できます。

固定報酬型が特に向いているケースとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 商品単価が高額で、商談に時間がかかる場合
  • じっくりと顧客との信頼関係を構築したい場合
  • 営業プロセスの標準化を進めたい場合
  • 自社の営業部門と連携した活動を行いたい場合
  • 商材説明に専門知識が必要な場合
  • 営業ノウハウの蓄積・体系化を目指す場合
  • 複数の商材を組み合わせた提案が必要な場合
  • 長期的な顧客育成を重視する場合

固定報酬型は特に「営業の仕組み作り」を重視する企業で効果を発揮します。成果報酬型と比べ、より戦略的な営業活動が可能となり、結果として高い成約率や顧客満足度の向上につながるケースが多いでしょう。

「低価格すぎる営業代行」に潜むリスク

営業代行を選ぶ際、低価格に魅力を感じる企業は少なくありません。しかし、極端に安い価格設定の営業代行サービスには、品質面で深刻なリスクが潜んでいます。

極端な低価格の営業代行サービスで起こりやすい問題として、以下のようなものが挙げられます。

  • 未経験のアルバイトスタッフによる不適切な商品説明
  • 顧客ニーズを無視した強引な営業トーク
  • 商材の理解が浅く、的確な提案ができない
  • 個人情報の取り扱いが不適切
  • トラブル発生時のサポート体制が脆弱
  • 報告やフィードバックが不十分
  • 自社ブランドイメージの低下リスク

価格を重視しすぎると、かえって大きな損失を被る可能性があります。適切な価格設定の営業代行会社を選ぶことで、長期的な事業成長につながる質の高い営業活動が実現できるでしょう。

成果報酬の単価はどうやって決まるのか

成果報酬の1件あたりの単価は、一般的には売上予測と人件費で決まります。発注者から依頼を受けた代行会社は、この2つを考慮して見積もりを出します。

成果報酬の場合、営業代行会社としては成果が出るまで売上が発生しないリスクが伴う為、固定報酬に比べ高めの単価設定になることがあります。

売上予測

時間あたりで何件の獲得ができそうか、売上予測をたてます。
売上予測は「誰が担当するか」「依頼内容の難易度」から割り出される事が多いです。

誰が担当するか

誰が担当を受けるかで獲得件数は変わります。当然、新人やパートアルバイトに比べ、営業経験の長い人の方が、獲得件数は伸びやすくなります。

依頼内容の難易度

主に下記3つから、難易度を割り出しています。
①商材の強み(USP)があるか
②ターゲットは誰か
③専門知識の有無

①商材の強み(USP)があるか

まず、商材の知名度です。依頼しようとしている商材は業界の中でどれくらい知名度があるか。誰もが知っているようなサービスなのか、それとも新規介入のサービスなのかで、アポイントの取りやすさにも差が出ます。

次にサービスの価格はどうでしょうか。競合他社に比べて高いか安いか、独自の料金プランがあるのかなどを見ます。

そして、機能や使いやすさでの優位性も強みになります。複雑ではなく簡単で分かりやすいものだったり、他社には無い機能が備わっていたりといったものもなどがあげられます。

USPとは
Unique selling propositionの略で、自社独自の強みや、セールスポイントのことを指します。マーケティングの際に、競合に比べて自社の方が優れている点という意味で使われる事が多いです。
②ターゲットは誰か

アポイントを取る対象者が誰なのかによっても難易度は変わります。企業の担当者へのアポであれば、比較的獲得はしやすく難易度としては普通レベルですが、決裁者でなければ決められないような内容のものとなると、ターゲットは決裁者となります。決裁者は担当者に比べ連絡がつきにくく、また、連絡をしても繋いでもらえない場合もあるので、獲得が難しく、難易度が高くなります。

③専門知識の有無

もし営業活動において専門知識が必要であれば、既に習得しているメンバーを営業担当に(アサイン)するか、もしくは専門知識を学ぶ為の準備に時間がかかりますので、難易度が上がります。営業代行会社はアサインできる人材が限られます。

人件費

売上予測と合わせて、人件費についても考えられています。経験値の高いベテランやトップセールスをアサインすれば獲得件数は伸びますが、その分人件費も高くなってしまいますので、そのバランスで決めています。

専門知識を要する案件で、同業界での取扱実績のない案件の場合、事前に業界について学ぶ必要があります。そうすると実際に稼働を始めるまでの工数がかかってくる為、その人件費も視野に入れなければなりません。

成果報酬の場合はこのように様々な要素から単価が決まる為、価格については「要問合せ」としている営業代行会社が多かったり、最低価格をいくらから、と提示していてもその値段の通りにはならないケースももちろんあります。

成果報酬型の営業代行を成功させるポイント

成果報酬型の営業代行を成功させるためには、事前の準備と運用中の適切な管理が不可欠です。プロジェクトを成功させるために押さえておくべきポイントは、以下の3つです。

  • 依頼前に資料を準備する
  • 適切なKPIを設定する
  • 定期的に状況報告を受ける

それぞれ詳しく説明します。

依頼前に資料を準備する

成果報酬型の営業代行を成功させるためには、営業活動に必要な基本資料の準備が必要です。充実した資料があることで、営業代行会社側の理解が深まり、より効果的なアプローチができるでしょう。

具体的に準備すべき資料には以下のようなものがあります。

商品・サービスの詳細資料
  • 価格表
  • 機能一覧
  • 導入事例など
想定している顧客層の情報
  • 業種
  • 規模など
競合他社との比較資料
  • 価格優位性
  • 機能の特徴
  • サポート体制の違いなど

例えば、IT系のソフトウェアを提供している企業であれば、製品の機能一覧だけではなく、導入企業の具体的な活用事例や、ROIが明確になる数値データなども準備しておくと良いでしょう。

これまでの商談で顧客から多く寄せられた質問や懸念点なども共有すれば、より実践的な営業活動が可能になります。

適切なKPIを設定する

成果報酬型の営業代行では、適切なKPI(重要業績評価指標)を設定し、進捗を管理できるようにしておきましょう。単にアポイント数だけではなく、質を測る指標も含めて設定すれば、より効果的な管理が可能になります。

効果的なKPI設定の例として、以下のような指標が挙げられます。

評価項目 具体的な指標
量的指標
  • アポイント獲得数 
  • 設定した商談条件に合致した件数 
  • リスト接触数
質的指標
  • 決裁者アポの比率 
  • 予算確認済み案件の比率 
  • 商談化率
効率指標
  • アポ1件あたりのコスト 
  • リスト消化率 
  • 商談までの所要時間

特に重要なのは、自社の営業目標に合わせたKPIの設定です。例えば、新規開拓が目的であれば商談数を重視し、ブランド認知が目的であれば接触企業数を重視するなど、目的に応じた指標設定が必要です。

定期的に状況報告を受ける

成果報酬型の営業代行を成功させるためには、定期的な状況報告と改善活動が不可欠です。週次や月次での報告会を設定し、KPIの達成状況や課題などの共有により、早期の軌道修正が可能になります。

効果的な状況報告には、以下のような項目を含めることをおすすめします。

  • 設定したKPIの達成状況
  • 顧客からの主な反応や問い合わせ内容
  • 商談が進まない要因の分析
  • 次月の活動計画と改善提案

特に重要なのは、報告を受けるだけではなく、その内容を基に具体的な改善アクションを決めることです。例えば、顧客からの質問や懸念点が多い商品機能があれば、その説明資料を充実させる、価格に関する問い合わせが多ければ、料金プランの見直しを検討するといった対策が効果的でしょう。

営業代行会社から提案される改善案は、自社の営業方針や予算と照らし合わせながら、実現可能な施策から順次導入していくことをおすすめします。

PDCAサイクルを回すことで、プロジェクト全体の成功確率を高めることができるでしょう。

営業代行会社の選び方

適切な営業代行会社を選ぶことで、効率的な新規開拓や高い成約率を実現できる一方、ミスマッチがあると期待する成果が得られないばかりか、自社のブランドイメージを損なうリスクもあります。

営業代行会社を適切に選ぶためには、以下のポイントを事前に確認しましょう。

  • 営業アプローチの手法を確認する
  • 営業代行会社の得意分野を見極める
  • 契約条件や成果報酬の上限を確認する
  • 追加費用の有無をチェックする
  • 会社の評判・実績をリサーチする

それぞれ詳しく説明します。

営業アプローチの手法を確認する

営業代行会社を選ぶ際、最初に確認すべきは営業アプローチの手法です。各手法にはそれぞれ特徴があり、自社の商材やターゲット層に合った手法を選択すれば、より効果的な営業活動が可能になるでしょう。

営業アプローチの手法によって、見込み客の反応率や商談の質が異なるからです。例えば、高額商材の場合はテレアポよりも訪問営業の方が効果的であり、ITサービスではメールやフォーム送信による非接触型のアプローチが有効な場合があります。

主な営業アプローチ手法の特徴は、以下のとおりです。

テレアポによる営業
  • 多くの企業へ短期間でアプローチ可能
  • 即座に顧客の反応を確認できる
  • 比較的低コストで開始できる
メール・フォーム送信
  • 一度に多数の企業にアプローチ可能
  • 非接触型で顧客の負担が少ない
  • 資料や詳細情報を送付しやすい
訪問営業
  • 商材の詳細な説明が可能
  • 信頼関係を構築しやすい
  • 高額商材の提案に適している
オンライン商談
  • 移動時間やコストを削減できる
  • デモンストレーションがしやすい
  • 地理的な制約が少ない

自社の商材やターゲット層の特性を考慮し、最適な手法を持つ営業代行会社を選択する必要があります。複数の手法を組み合わせたアプローチが可能な会社であれば、より柔軟な営業展開が期待できるでしょう。

営業代行会社の得意分野を見極める

営業代行会社選びで大切なのが、その会社の得意分野を見極めることです。業界や商材の特性によって必要な知識や営業手法は異なるため、自社のニーズに合った専門性を持つ会社を選ぶようにしましょう。

業界特有の商習慣や専門用語、さらには顧客企業が抱える課題は、業界によって異なるからです。経験やノウハウの蓄積がある業界では、より効果的な営業活動が期待できます。

業界別の主な特徴は、以下のとおりです

IT・システム業界
  • 技術的な知識が必須
  • 導入効果の数値化が重要
  • 複数の意思決定者への対応が必要
人材業界
  • 採用課題の理解が不可欠
  • 商談の即効性が求められる
  • 時期による需要変動が大きい
製造業界
  • 製造プロセスの理解が重要
  • 品質・コスト・納期の説明力
  • 長期的な取引関係の構築
不動産業界
  • 物件価値の説明力が必要
  • 法規制の理解が不可欠
  • 商談期間が比較的長期

また、BtoBとBtoCでは必要なアプローチが異なります。BtoBでは組織的な意思決定プロセスへの対応が必要であり、BtoCでは個人の嗜好や生活スタイルへの配慮が大切です。

業界特性を理解している営業代行会社を選ぶことで、スムーズな営業活動と高い成果が期待できるでしょう。

契約条件や成果報酬の上限を確認する

営業代行会社との契約前に、契約条件と成果報酬の上限を詳細に確認するようにしましょう。見落としがちな契約条項や報酬の上限設定を事前に把握すれば、予期せぬ追加コストや契約上のトラブルを防ぐことができます。

営業代行会社によって契約条件や報酬体系が異なるからです。特に成果報酬型の場合、成果が予想以上に出ると想定以上の費用が発生する可能性があります。

事前に確認すべきポイントとして、以下のようなものが挙げられます。

契約期間の条件
  • 最低契約期間の有無
  • 契約更新のタイミング
  • 中途解約の可否
成果報酬の条件
  • 月間の上限件数
  • 予算上限の設定方法
  • 報酬の発生タイミング
キャンセル時の扱い
  • アポイントキャンセル時の扱い
  • 商談後のキャンセル対応
  • 返金条件の有無

契約条件や成果報酬の詳細を事前に確認し、必要に応じて条件交渉を行うことで、より安定した営業代行サービスの活用が可能になるでしょう。

追加費用の有無をチェックする

営業代行サービスでは、基本料金や成果報酬以外に発生する追加費用の事前確認が大切です。見積もり時に明示されていない費用が後から発生すると、想定以上のコストがかかる可能性があります。

営業代行会社によって料金体系や追加サービスの範囲が異なるからです。特に成果報酬型でも、実際の運用ではさまざまな付随費用が発生するケースがあります。

確認が必要な追加費用として、以下のようなものが挙げられます。

リスト関連費用
  • リスト作成費
  • リスト購入費
  • リストクリーニング費用
営業ツール費用
  • トークスクリプト作成費
  • 提案資料作成費
  • 営業マニュアル作成費
運用管理費用
  • 定例会議の費用
  • レポート作成費
  • 分析資料作成費

開始後に想定外の支出が発生しないよう、事前に全ての費用項目を確認し、最終的な費用総額を見極めることが大切です。必要に応じて複数社から見積もりを取り、費用対効果を比較検討するのもよいでしょう。

会社の評判・実績をリサーチする

営業代行会社を選ぶ際、その会社の評判や実績を詳しく調査しておきましょう。会社の信頼性や実力を見極めることで、自社の期待する成果を出せる代行会社かどうかを判断できます。

営業代行会社の実力や信頼性は、過去の実績や顧客からの評価に如実に表れるからです。特に同業界での実績があるかどうかは、成功の可能性を大きく左右する要素となります。

確認すべき評価ポイントとして、以下のようなものがあります。

営業実績の確認
  • 支援企業数
  • 業界別の成功事例
  • 具体的な成果数値
会社の信頼性
  • 設立からの年数
  • 資本金・従業員規模
  • 関連会社の状況
既存顧客の評価
  • 継続率・リピート率
  • 顧客満足度
  • クレーム対応状況

多角的な視点から会社の評判や実績を確認すれば、より信頼できる営業代行会社を選定できるでしょう。特に、自社と似た規模や業界の企業での実績があれば、より具体的な成果イメージを描くことができます。

どんな商材でも成果報酬型で受けてもらえるのか

これから相談しようとしている内容は、成果報酬型で対応してもらえるのでしょうか。
対応できないものはあるのでしょうか。

対応してもらいやすい内容、断られる可能性のある内容、また、一度断られてしまった案件を対応してもらう方法などをご紹介します。

対応してもらいやすいもの

・無料商品など、導入コストのかからないもの
・商品単価の低いもの

基本的には次にあげる「断られる可能性のあるもの」に当てはまらなければ、成果報酬で対応してもらえることが多いでしょう。
ただ、会社によっては固定報酬限定で、成果報酬の価格そのものを設けていない会社もあるので、問い合わせの際に聞いてみましょう。

断られる可能性のあるもの

成果報酬型の営業代行では、アポイントが取りにくい商材は断られる可能性があります。
・BtoC向けの商材
・数十万以上するような高額商品のアポ
・投資商品
・成果報酬1件あたりの単価予算が低すぎるもの

これらは受けてもらえないケースが多いですが、逆に言うと上記以外であれば比較的受けてもらいやすいです。

◆対応してもらいやすくする工夫
上記で上げたものに該当する場合は、成果報酬では難しいですが、固定報酬または固定報酬+成果報酬の複合型であれば対応可能な場合もありますので相談してみると良いでしょう。特に高額商品のアポは成果報酬の単価にしてしまうとかなり高額な単価になる可能性があり、固定報酬の方が最終的には低価格で済むこともあります。

さいごに

今回の記事では「成果報酬型」に絞り、おすすめの営業代行会社をご紹介しました。営業代行を依頼する前に、費用感や各社の特徴、メリット・デメリットなど、比較検討をしながら選定をしましょう。その際にこの記事が少しでもお役に立てば幸いです!

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