MVP(ミニマムバイアブルプロダクト)とは、顧客に価値を提供できる、最小限の機能だけを持った製品のことを指し、日本では「実用最低限の製品」と呼ばれることもあります。アメリカの起業家であるスティーブ・ブランクとエリック・リースが広めた概念で、シリコンバレーでも各企業が実践しています。

MVPを作る目的は、主に市場における製品の検証です。MVPを実際に市場に出して顧客の反応を検証した上で、製品の改善を繰り返します。そうすることで最終的には顧客のニーズに応えた、より良い製品を提供することができます。また改善点の特定もしやすいため、最小限の時間で開発することができるというメリットも挙げられます。

このようにMVPには様々なメリットがありますが、MVPへの顧客の反応がよくなかった場合、会社のブランドを傷つける可能性も否定できません。また、MVPは最短で行うことが重要なので、開発に時間がかかる複雑な機能には向きません。会社の規模感や、製品の機能によって、MVPの手法が適しているのか考える必要があります。

 

【MVP(ミニマムバイアブルプロダクト)

読み方:えむぶいぴー(みにまむばいあぶるぷろだくと)

英語:Minimum Viable Product

例文
(1)MVPを用いることで、最短で製品開発を行うことができた。
(2)ベンチャー企業のスタートアップには、MVPが効果的な場合が多い。

 

 

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