セグメントとは、区分を意味する言葉で、市場の中の見込み客を、特定の条件をもとに細分化したグループのことです。グループに分ける行為のこともセグメント(セグメンテーション)といいます。

セグメントを設定するときは、年齢・性別・地域などの条件が付けられることが多いです。マーケティング用語としては、顧客セグメントなどのように、対象を分析して議論する際などに用いられることが多くなっています。

セグメントには欠かせない、重要な4つの条件があります。

1.Rank(優先順位)
経営戦略に基づいてセグメントに優先順位をつけ、評価をするための条件です。順位の高いものからターゲットにしていきます。

2.Realistic(有効規模)
そのセグメントで売り上げや利益が十分に得られるかを調べる条件です。市場規模が小さく、利益が十分に見込まれなければビジネスとして成り立たないと判断されてしまいます。

3.Reach(到達可能性)
ユーザーに対して自社のサービスや商品をどこまで届けられるかを調べる条件です。自社の流通ルートではどこまでの範囲で利益がでるのか、広告からどのくらいアクセスされているのかで判断します。

4.Response(測定可能性)
セグメントの反応を測定できるかを調べる条件です。ユーザーの反応は企業にとってとても重要です。

頭文字をとって、「4つのRの原則」と呼ばれることもあります。セグメントを作成する際には、この4つのRを意識することが良いとされています。

 

【セグメント】

読み方:せぐめんと

英語:Segment

例文
(1)この商品は、主にどの顧客セグメントに対するマーケティングを強化していくべきだろうか。
(2)セグメントの切り方にもセンスが問われる。

 

おすすめの記事