eラーニングシステムとは

 

これまで会社で研修といえば、新入社員を一同に集めて講義式で行うことが主流でしたが、コロナの影響で研修などはオンラインで行う会社が増えてきました。これまでの新人社員研修の代わりに、新人が効率よく学習できるように『eラーニング』がよく利用されています。

この『eラーニング』とは一体どんなものか、名前はよく聞くけれどまだ詳しく知らないという方の為に、この記事ではeラーニングとは何か、その導入メリットとおすすめのeラーニングサイトについて紹介します。

 

1.eラーニングとは

eラーニングとは、インターネット上で利用できる学習システムのことです。

オンライン上で教材を配信しますので、インターネットが利用できる環境であればPCやスマホで利用することができます。最近ではコロナ対策でリモートワークが推奨されていることから、企業でも積極的に導入されている傾向にあります。

また、企業のみならず学校でもオンライン授業が導入されていることから、eラーニングの需要がこれまで以上に高まっています。若年層はスマートフォンの操作に慣れているため、通勤・通学などの隙間時間を使って学習を行うことで、時間を有効活用することができます。そのためeラーニングは、プライベートの時間も確保しながらしっかり勉強したいという忙しい世代には最適な学習ツールとなっています。

2.eラーニングのメリット4つ

ご紹介した通り、eラーニングは時代のニーズに合っている学習システムです。では利用する側にとって他にどういったメリットがあるのでしょうか。

 

(1)時間や場所が自由

まず大きなメリットとして、三密を気にせずに大勢が講義を受講することが可能になります。また複数人が一か所に集まって講義を受ける必要がないため、企業や研修業者側は会場などを予約する必要はありません。さらに受ける側は会場まで長時間の移動をする手間とお金を掛けずに受講することができます。

eラーニングはネットワークがつながっている環境であればいつでもどこでも利用ができますし、スマホやタブレット端末でも受講が可能な場合が大半です。サービス業で地方に支店が分散しているような企業であっても、全ての従業員に同じ内容の研修を受けさせることができるのです。

 

(2)受講者のモチベーションが向上

eラーニングは、その企業ごとに最適なコンテンツを教えることができます。

業務を効率化する為のノウハウなど、その企業の従業員が必要としていて、自分の業務に直接関係してくるコンテンツを学習することで従業員のモチベーションも向上します。また受け身で受講するだけではなく、テスト形式のコンテンツも組み合わせることもできるため、受講者はより積極的に学習に取り組みながら自分の理解度を確認することもできます。

 

(3)学習効率がアップする

eラーニングは、受講する側の能力に見合った使い方ができます。

何度も繰り返して閲覧ができるため、未経験の人や覚えるのに時間がかかる人でも、分からないところを重点的に繰り返すことができ大変便利です。また管理者も受講者が現在どのステップにいるのかなど進み具合を確認できるので、その人の能力に合わせた指導をすることも可能となります。

また、中途採用などで受講内容について既に知識や経験がある場合は、早めにテストを受けたり、まだカバーしていない新しいコンテンツを学ぶなど、より効率的な学習もできます。

 

(4)テストの結果がすぐに分る

社員研修で確認テストを実施することもありますが、大抵の場合採点結果が研修業者から送られてくるまでは1週間ほど待つ必要があります。その点eラーニングであればその学習サービス上でテストを受けることができますし、すぐに結果を知ることができます。間違ったところをすぐに復習できるため、時間を効率的に使うことができ、また記憶の定着もよくなります。

 

3.eラーニングのデメリット3つ

現代のニーズにピッタリと合ったeラーニングですが、デメリットについても理解しておきましょう。

 

(1)コンテンツの作成に時間がかかる

eラーニングには、あらかじめ作成されたコンテンツを業者から購入して利用する方法と、自社で作成したコンテンツを使用する方法の2つがあります。コンテンツを作成すれば自社の業務に特化した内容にすることができますが、その分作成に手間と時間がかかります。

 

(2)実技向けではない

eラーニングは、座学として知識を学ぶのに向いている教材です。そのため実際に何かを作る方法や、接待のスキルなど、実践的な技術を身に付けるのは不向きとなります。とはいえ、パソコンを使用する職務であれば、eラーニングで実技を学ぶことは可能です。

システムとしては自社製品の品質や特性、接待をする時の心構えなど、作業をするに当たり持っていると便利な知識を身に付けることに向いています。

 

(3)講師と対面できない

eラーニングは、全員同じタイミングで受講する必要のないサービスです。受講中に講師と直接やりとりすることはないため、受講をしながら質疑応答をすることはできません。

一方で実際の講義では、分からないことがあれば講師に直接質問ができ、それによって理解をより深めることができます。オンラインの場合はその場で問題を解決できないため、そのままわからない部分を放置してしまいやすくなります。こういった課題に対しては、オンラインで生講義を行うことで疑問を解消することができます。

 

4.無料で利用できるeラーニングシステムおすすめ3つ!

では実際にeラーニングを導入したいと思ったら、どこを選べばよいのでしょうか。中小企業など人数も予算も少ない場合は、無料で利用できるeラーニングがおすすめです。

 

SmartBrain


http://www.smartbrain.info/

SmartBrainは、20人までなら無料で利用できます。

英語・中国語・韓国語への対応も可能ですので、外国人従業員がいる企業にもおすすめです。ビデオ配信も可能ですので講義を録画しておくと便利です。

 

learning BOX


https://lms.quizgenerator.net/

learning BOXは、10人までなら無料、有料の機能もほぼ無料で利用できます。動画やPDFなども簡単に作成できて、スマホやタブレットにも対応しています。

 

エムスタ


https://www.terracom.co.jp/ms/

エムスタは、最大50人まで無料で利用できます。
ツールを使用すれば質問やメッセージのやり取りもできるため、受講者のフォローアップも可能です。

 

5.おすすめ!eラーニングシステム3選

1.eden LMS(エデン)


https://eden.ac/e-learning/

特徴

「eden LMS」はリーズナブルな価格で柔軟に運用できるクラウド型のeラーニングシステムで、大企業から中小企業まで業界を問わず幅広い企業が利用しています。初期費用なしで柔軟な契約形態に対応しており、月単位でユーザー数を変更が可能なので、必要な人数の分だけのサービス利用ができ無駄なコストを抑えます。WEBブラウザがあれば既存の教材を有効に活用できるうえ、コンテンツ編集はワープロと同じように手軽で簡単に行えます。

更にedenは集合研修や実技講習など、eラーニングだけではないオフライン実施教育の受講履歴や人事評価などの人材育成データを一元管理をすることができるのが特徴です。安全面に関しても、権限管理やIPアドレス制限、二要素認証などの柔軟なセキュリティ設定ができるので、クラウド上でも安心して運用することが可能です。

ポイント

・オフライン実施教育の受講履歴や人事評価などまで合わせた一元管理ができる
・初めてLMS導入の初心者でも簡単に使える操作性と無料のサポート体制
・受講者の理解度を確認するテスト型コンテンツ作成も簡単にできる

料金プラン

Type1. 同時アクセス数プラン(ユーザーID数無制限)

同時アクセス数可能人数を制限することで、無制限にユーザー登録が可能になるプランです。

最大同時アクセス数 推奨受講者数 月額料金
15 300人前後 40,000円
30 600人前後 60,000円
50 1,000人前後 80,000円
100 2,000人前後 120,000円

※301以上は要問合せ

Type2. ユーザーID数課金プラン(全員同時アクセス可能)

全てのユーザーが同時にeden LMSにアクセス・利用することができるプランです。

ユーザー数 月額単価
10~300 300円
301~1000 250円
1,001以上 要問合せ

Type.3 休止プラン

登録後にサービスを利用しない期間にこのプランに変更することで、再開時に既存データを引き続き利用することが可能になります。

月額料金:1,500円

 

2.KnowledgeDeliver(ナレッジ・デリバー)


https://www.digital-knowledge.co.jp/

特徴

「ナレッジ・デリバー」は教材作成から学習、運用管理の、学習管理システムに必要な3大機能を標準で搭載している、これ一つでeラーニングの基本の全てを手に入れることができるサービスです。PCやスマホ、タブレットといったマルチデバイスでの学習にも全て対応しているため様々な状況下でもスムーズに学習をすることが可能です。

音声や映像、テロップや動画アニメーションを追加した動的でわかりやすい教材を簡単に作成できるほか、PowerPointやPDF等お手持ちの資料をそのまま教材として利用することができます。最新版では教育ビッグデータの収集・蓄積・可視化によって解析・アクションへ繋ぎやすいよう各サービスが連携可能になりました。この分析結果を元に、おすすめの教材を自動で提示する機能によって、受講者のモチベーションの維持と学習の継続をサポートします。

ポイント

・音声や映像付きのPowerPoint教材が簡単に作成できる
・受講者にわかりやすい直感的な操作性&多種多様な学習スタイルに対応
・細やかな配慮が行き届いたシンプルな運用管理機能で管理者の運用をサポート

料金プラン

100ユーザーライセンス:500,000円
1,000ユーザーライセンス:1,000,000円
無制限ユーザーライセンス:3,000,000円

 

3.CAREERSHIP(キャリアシップ)


https://www.lightworks.co.jp/services/careership

特徴

「CAREERSHIP」は上場企業売上TOP100社中41%が導入した統合型LMS学習管理システムです。大企業から中小企業まで多くの企業で学習管理システムの導入が進んでいるなか、このCAREERSHIPは、LMSを利用中の企業が不満を感じがちな問題点を解決できる特徴を複数備えています。

柔軟に想定された配信・権限管理によって、eラーニング教材や動画、アンケートなどの複雑な組織の構造を簡単に行うことができます。更に従業員一人毎のキャリアや学習履歴を可視化できるキャリアマップ機能をはじめとして、スキルを体系化して掲示できるスキル機能など、従業員育成とその能力を引き出す教育を叶えます。

また他の人事システムとの連携でユーザーや組織の情報を自動更新できるほか、シングルサインオンによって利便性を向上し、様々な人的負担を大幅に軽減します。サポートシステムが導入の支援からコンサルティング、BPOまで徹底的に寄り添うので、安心して利用することができるシステムです。

ポイント

・配信・権限機能で細かい利用シーンまで柔軟に対応できる
・シンプルで使いやすい操作性で、運用の自動化や効率化が可能
・大手金融機関が利用する高いセキュリティ環境

料金プラン

要問合せ

 

6.社内研修に特化したeラーニングおすすめ3つ!

従業員の人数が多い場合、社内研修に特化したeラーニングを選ぶことで内定者や新入社員のモチベーションを高められます。

 

 ビジネスの達人モバイル


https://www.e-coms.co.jp/service/master-business/

ビジネスの達人モバイルは、内定者・新入社員向けのスマホ教材です。

研修のカリキュラムである基礎知識を含んでおり、ゲーム感覚で覚えられるのが特徴です。簡単にタップ操作ができるため若年層に支持されています。

 

KnowledgeC@fe(ナレッジカフェ)


https://www.knowledgewing.com/kcc/cafe/

株式会社富士通ラーニングメディアが提供しており、人材育成会社ならではのコンテンツで注目されるeラーニングサービスです。

ログインすればワンクリックで直感的に操作できるの使いやすいUIが特徴です。1500以上もの多彩なコンテンツが取り揃えられており、安定した動作で定評があります。

 

Generalist/LM


https://www.toshiba-sol.co.jp/

東芝デジタルソリューションズ株式会社による、10万人まで利用可能の大企業向けeラーニングサービスです。ライセンス契約のため人数が増えてもコストが増える心配がなく、グループ管理機能に優れているという特徴があります。

 

さいごに

eラーニングは、従業員の数が多くても、各自でスケジュールに合わせて学習できる便利なシステムです。時代のニーズに合わせたこの研修システムを導入し、従業員のモチベーションを維持することでより効率的な人材育成が可能になります。今回の記事でおすすめのサービスを多数紹介しましたので、ぜひ今後のeラーニング導入の際に役立てていただければ幸いです。

 

発注先探しで悩んだらコンペルへ

eラーニングシステム会社探しで悩んだらコンペルにご相談ください。あなたの希望に合った企業様を探して、ご紹介します。

【業者探しサイトコンペル】

コンペルの特徴

1.利用料はすべて無料
発注先探しのご相談、一括見積もり依頼など、全て無料でご利用いただけます。

2.貴社にマッチする企業だけを紹介
専門知識をもったコンサルタントがあなたにぴったりな発注先をご紹介します。

3.何度でもサポート
業者探しのプロが、あなたの発注先探しをご納得いくまでサポートします。

 

しつこい営業電話もかかってきませんので安心してご利用ください

 

 

おすすめの記事