確証バイアスとは、自分の思い込みや願望を強化する情報ばかりに目が行き、そうではない情報は軽視してしまう心理現象のことで、誰にでも無意識的に起こりうる現象です。確証バイアスは認知バイアスの一種です。
確証バイアスはビジネスシーンでよく見られます。例えば、一度大口契約を獲得した社員に対しては、無関係で平凡な業務成績も高く評価してしまいます。ほかにも、戦略家が戦略を立てる際も、自分にとって肯定的な情報を探し求め、否定的な情報は無視する傾向にあるとされています。
確証バイアスを回避するためには、以下の方法が有効です。
①確証バイアスを自覚し、冷静な分析を心がける
②自分の意見に批判的な気持ちを持つ
③平等な方法で統計を取り、信頼する
④第三者の意見を取り入れる
以上のことを気を付けることで、確証バイアスが起こりづらい思考を身に着けることができます。
【確証バイアス】
読み方:かくしょうばいあす
英語:confirmation bias
例文
(1)確証バイアスによる不平等な評価は、社員の不満増大につながる。
(2)ほとんどの人は、自分が確証バイアスを使っていることに気づいていない。