カーブアウトとは、企業が事業の一部を切り離し、ベンチャー企業として新たに独立させる経営手法です。企業の伸び悩んでいる事業などを切り離し、親会社からの出資と外部資本の注入を組み合わせることで新規事業の育成をはかることができ、効率的な経営が可能になります。
カーブアウトには、スピンアウトとスピンオフの2つの形式があります。
スピンオフ
→カーブアウトによって独立した会社と親会社の資本関係が継続している状態のこと。場合によっては、外部からの融資が受け取れないことがあります。
スピンアウト
→カーブアウトによって独立した会社と親会社の資本関係が無くなった状態のこと。完全な独立企業となります。
【カーブアウト】
読み方:かーぶあうと
英語:carve out
例文
(1)カーブアウトには、スピンアウトとスピンオフという形式がある。
(2)ソニー株式会社は、不採算事業となったVAIOをカーブアウトし、独立後黒字化した。