X(旧Twitter)の運用代行を検討する際、まず多くの企業が目安として考えるのが「月20万円前後」の予算です。しかし、同じ月20万円のプランでも、対応できる業務範囲や投稿本数、サポート内容は運用会社によって大きく異なります。
投稿作成だけを行うシンプルなプランもあれば、簡易的な戦略設計やレポート提出まで含まれるケースもあり、事前に内容を理解しておかないと「思っていた内容と違う」といったミスマッチが起こることも少なくありません。
この記事では、月20万円のX(旧Twitter)運用代行で依頼できる業務範囲、投稿本数の目安、追加費用になりやすい業務などを整理し、契約前に確認しておくべきポイントをわかりやすく解説します。自社に合った運用代行会社を選ぶための参考にしてください。
結論:月20万円は「何にお金を使うか」で依頼できる範囲が決まる
月20万円のSNS運用代行は、決して安い金額ではありません。
しかし、使い方を間違えなければ、十分に成果の土台を作れる予算帯です。
重要なのは、
媒体を増やすのか、改善を厚くするのか、制作に寄せるのかを最初に決めることです。
この記事では、月20万円でできること・できないことを、
「使い方パターン」3つに整理してわかりやすく解説します。
媒体がまだ決まっていない方でも読める内容になっています。
月20万円は高い?安い?相場感をざっくり整理
まず、月20万円という予算が「高いのか・安いのか」を整理しましょう。
SNS運用代行の費用は、依頼内容によって大きく変わりますが、一般的には次のような価格帯に分かれます。
| 月額 | 主な内容の目安 | 運用の深さ |
| 5〜10万円 | 投稿作成・投稿代行中心 | 浅い(戦略や改善は限定的) |
| 15〜25万円 | 企画+制作+レポート+改善 | 中程度(改善サイクルが回せる) |
| 30万円以上 | 複数媒体本格運用+動画強化+広告連携 | 深い(専任に近い体制) |
月20万円は、よく選ばれる価格帯に位置します。
なぜ「よく選ばれる価格帯」なのか?
5〜10万円帯は、どうしても「作業代行」に寄りやすくなります。
投稿作成や予約投稿はしてくれても、
- 戦略設計が簡易的
- 改善提案が限定的
- 分析が数字報告のみ
といったケースも少なくありません。
一方で、30万円以上になると、
- 2媒体以上を手厚く運用
- 動画制作を継続的に実施
- 広告運用と連動
- 専任ディレクター体制
など、より本格的な体制が組めます。
その間にあるのが、月20万円前後の価格帯です。
月20万円で「できるようになること」
この価格帯になると、
- 投稿だけでなく企画設計から入れる
- 数値レポートだけでなく改善提案が付く
- 簡易制作だけでなく一定レベルのクリエイティブ対応が可能
- 定例ミーティングで方向性のすり合わせができる
といった、運用として機能する形を作ることができます。
単なる投稿代行ではなく、
運用の仕組みを回し始められる金額と考えると分かりやすいでしょう。
月20万円でできる範囲には限りがある
ここが誤解されやすいポイントです。
月20万円は「何でもできる予算」ではありません。
例えば、
- 毎日投稿
- 動画量産
- 撮影込み
- 広告費込み
- 複数媒体フル稼働
これらをすべて含めるのは現実的ではありません。
つまり、月20万円は優先順位で中身が決まる予算です。
次に決めること:20万円の使い方を選ぶ
ここから先は、月20万円を「どこに重点的に使うか」を決める段階です。
同じ20万円でも、優先順位によって提案内容は大きく変わります。
- 改善を優先して使う(分析・改善提案まで回す)
- 媒体を増やす方向に使う(2媒体を軽く回す)
- 制作を優先して使う(動画や企画を強化する)
この優先順位が決まっていないと、各社の見積もりがバラバラになり、比較ができません。
次の章では、月20万円の使い方を整理した 「使い方パターン」3つを具体的に解説します。
月20万円の「使い方パターン」3つ
月20万円は「何にお金を使うか」で、できる範囲が大きく変わります。
会社ごとに提案が違うのは、優先順位(運用・改善・制作)の置き方が違うためです。
ここでは、比較しやすいように代表的な 「使い方パターン」 を3つに分けます。
あなたの状況に近いものを選べば、見積もりの読み方も、依頼の仕方も一気にラクになります。
まず押さえる前提:増やせるのは「全部」じゃない
月20万円はよく選ばれる価格帯ですが、予算には限りがあるため、次の3つを同時に最大化はできません。
- 運用の手数(投稿頻度・対応範囲)
- 改善の深さ(分析・PDCA・定例)
- 制作の重さ(動画・デザイン・企画)
1つを優先すると、他は調整が必要になります。
だからこそ「使い方パターン」で整理するのが最短です。
使い方パターン早見表(月20万円)
| 使い方パターン | 何を優先する?(お金の使い道) | できることの目安 | 調整が必要になりやすい点 | こんな会社に向く |
| パターンA:1媒体に集中 | 企画・運用・改善(分析/レポート含む) | 1媒体の運用を安定→改善を回す | 他媒体展開/凝った制作(撮影・大量の動画など) | まず1媒体で成果の型を作りたい |
| パターンB:2媒体を軽く回す | 投稿の継続(最低限の運用) | 2媒体を止めずに回す/簡易レポート | 1媒体あたりの改善の深さ/制作の作り込み | 露出を広げたい・媒体を試したい |
| パターンC:制作に寄せる | クリエイティブ(動画・企画など) | 見栄え/制作物の質を上げる | 運用の手数(頻度)/細かい改善 | 動画や企画がボトルネック |
使い方パターンA:1媒体に集中(運用と改善を優先)
どんな状態を目指す?
- まずは1媒体で 運用の型(勝ちパターン) を作る
- 数字を見て、改善を回して「伸びる投稿の方向性」を固める
できることのイメージ
- 投稿企画:ターゲット・投稿テーマを整理して設計
- 投稿運用:週2〜4本程度(※会社により差)
- レポート:月1回+改善提案(何を変えるかまで)
- 定例:月1回(またはチャット中心で運用)
こういう会社に向く
- 「どの媒体が正解か」より前に、まず運用を安定させたい
- SNSを止めずに続ける仕組みがない
- 社内に担当者がいて、素材提供や確認ができる
注意点
- 1媒体に集中しているので、複数媒体の露出は増えにくい
- 制作を豪華にすると、改善の工数が削られます
使い方パターンB:2媒体を軽く回す(最低限の継続運用)
どんな状態を目指す?
- まず露出を広げて、2媒体で反応を見る
- 社内で「どっちを主軸にするか」判断材料を集める
できることのイメージ
- 各媒体:週1〜2本程度で継続
- 制作:テンプレ中心(作り込みは抑える)
- レポート:簡易(数値と所感中心)
こういう会社に向く
- 店舗や複数サービスがあり、露出の入口を増やしたい
- 既に1媒体を触っていて、次を試したい
- 媒体未決定状態で、まず実験したい
注意点(重要)
- 2媒体にすると、基本的に 1媒体あたりが薄くなります
- 「改善の深さ」より「継続」を優先する設計になりがち
使い方パターンC:制作に寄せる(動画・企画を優先)
どんな状態を目指す?
- 投稿の見た目・企画を強化して、反応の土台を作る
- 「投稿内容が弱くて伸びない」を先に解消する
できることのイメージ
- 企画:動画ネタや見せ方の提案
- 制作:静止画の品質UP/動画を一定本数制作(※条件次第)
- 運用:投稿頻度はやや抑えめになりやすい
こういう会社に向く
- 商品・サービスは強いのに、発信が弱い
- 動画やデザインが社内で回らない
- まず「見た目の改善」をしたい
注意点
- 制作に寄せるほど、運用の手数や改善工数が削られます
- 撮影込みにすると、月20万円では足りないことも多い
迷ったらこれ:パターン選択ミニ診断(3つだけ)
まずは成果の型を作りたい → パターンA
媒体を決めきれていない/露出を広げたい → パターンB
制作(動画・企画)が弱くて伸びない → パターンC
ここまでのまとめ
月20万円の本質は、
- 運用を厚くする(A)
- 媒体を増やす(B)
- 制作を厚くする(C)
このどれを優先するかの選択です。
次の章では、この使い方パターンを前提に、
月20万円で「できること」を具体的に(投稿・制作・レポート・対応範囲)整理していきます。
月20万円でできること(使い方パターン別の目安)
結論から言うと、月20万円あれば 「投稿するだけ」ではなく、運用として回すための一通りは組めます。
ただし、前の章で整理した通り、使い方パターン(A/B/C)によって厚くできる部分が変わるので、「できること」を 業務ごとに分解して見ていきましょう。
ここを押さえると、見積もりを見たときに
「これは安い/高い」ではなく、「どこにお金を使っている提案か」で判断できるようになります。
① 企画・方針づくり(最初に効く部分)
SNS運用は、投稿本数を増やすより先に何を誰に届けるかを決めないと伸びにくいです。
月20万円帯なら、最低限ここまで入れられることが多いです。
できること(目安)
- ターゲットの整理(誰に向けて発信するか)
- 投稿テーマの設計(何を発信の柱にするか)
- 競合のざっくり把握(同業の投稿の傾向)
- KPIのすり合わせ(フォロワーだけにしない)
パターン別の濃さ
- A(1媒体集中):設計〜改善まで一連で回しやすい
- B(2媒体ライト):設計は共通方針が中心になりやすい
- C(制作重視):企画(ネタ出し・見せ方)は強いが、数値改善は薄くなりがち
よくある落とし穴:
「企画が毎月ちゃんと更新されるのか」よりも、まず最初の設計があるかを確認したほうが失敗が減ります。
② 投稿運用(投稿作成〜予約投稿まで)
SNS運用代行の中心は、投稿を止めずに回すことです。
月20万円では、投稿頻度は会社によって差がありますが、現実的には次の範囲が多いです。
投稿本数の目安(断定しすぎない現実ライン)
- A(1媒体集中):週2〜4本くらいを軸に、改善込みで回すことが多い
- B(2媒体ライト):各媒体 週1〜2本くらいで止めない運用になりやすい
- C(制作重視):制作に寄せる分、投稿頻度は週1〜3本程度に寄りやすい
含まれやすい作業
- 投稿文の作成(キャプション)
- ハッシュタグ案(Instagramなど)
- 投稿予約(管理ツール利用の場合も)
- 投稿カレンダー(簡易でOKでもあると強い)
確認しておきたい一言
「週◯本」と言われたら、静止画何枚まで?動画は含む?企画は含む?の3点をセットで確認しましょう。
本数だけだと、比較が崩れます。
③ クリエイティブ制作(静止画・動画・テンプレ)
月20万円帯で差が出やすいのが、制作です。
制作は工数が大きいので、何をどこまで作るかで見積もりの中身が変わります。
静止画制作
- テンプレデザインに沿った画像制作
- 既存素材を加工して見栄えを整える
- 投稿に必要な簡易バナー作成
→ A/Bでも対応しやすい領域です(作り込みは限定的)。
動画制作
- 既存素材を編集して短尺にする
- テロップ・カット編集など簡易編集
- リール/ショートの編集中心の運用
→ 継続的に動画を入れたいなら、C(制作重視)に寄せるほうが現実的です。
撮影について
- ロケ撮影・商品撮影・人物撮影まで入れると、月20万円では厳しくなることが多いです
- 月20万円に収めるなら、基本は 素材提供(写真・動画の支給) が前提になりやすいです
④ レポート・分析・改善提案(運用になるかの分岐点)
月20万円で「運用代行」と呼べるかは、ここで決まります。
投稿だけで終わると、どうしても改善が回らずやりっぱなしになりがちです。
含まれやすい内容
- 月次レポート(フォロワー増減、反応、閲覧など)
- 投稿の振り返り(良かった/悪かった)
- 次月の改善案(テーマ、頻度、見せ方)
パターン別の濃さ
- A:改善提案まで厚くなりやすい(本領域)
- B:数値報告中心になりやすい(改善は簡易)
- C:制作寄りの改善(見せ方)中心になりやすい
ここは見積もり比較で重要:
「レポート有り」だけでは足りません。
改善提案が含まれるか、定例で説明があるかまで確認しましょう。
⑤ 定例ミーティング・コミュニケーション
SNS運用は、社内情報(キャンペーン、商品、イベントなど)がないと回りません。
月20万円帯でも、定例がある会社は多いですが頻度はまちまちです。
よくある形
- 月1回:定例+次月方針のすり合わせ
- 隔月:運用はチャット中心、定例は必要時のみ
- 定例なし:チャット/メールで完結(スピードは出るが、認識ズレが起きやすい)
失敗しにくい目安
- 立ち上げ1〜2か月は定例があるほうが安定しやすい
- 定例がない場合は、月次の方針共有が文章で明確かを見る
⑥ コメント・DM対応(「条件付き」が基本)
ここはできる/できないが会社で割れます。
できること
- コメントの一次返信(定型文・簡易対応)
- DMの一次対応(問い合わせ誘導など)
ただし、
- 炎上リスクがある
- 対応品質の担保が難しい
- 返信の承認フローが必要
などの理由で、月20万円内では 範囲限定になりやすいです。
⑦ 広告運用(原則:広告費は別)
月20万円の記事で必ず明確にしておくべきことがあります。
広告費は基本的に別です。
広告をやる場合は、
- 広告費(媒体に支払うお金)
- 運用手数料(運用代行会社の工数)
が分かれるのが一般的です。
月20万円で広告もSNS運用も全部…となると、どちらも中途半端になりやすいので、
広告をやるなら 広告は別枠で考えるのが安全です。
この章のまとめ(最短で判断できる形)
月20万円でできることは、大きく言うと次の3つです。
- 投稿を止めずに回す(継続運用)
- 最低限の制作を整える(見栄えの底上げ)
- 月次で振り返り、改善を回し始める(運用として機能)
そして、どれを厚くできるかは 使い方パターンで変わります。
次の章では、ここで触れた内容を前提に、
月20万円で「できない・難しいこと」をはっきり整理して、地雷を潰します。
月20万円では難しいこと(この条件だと厳しくなる)
ここはとても重要な章です。
なぜなら、月20万円という予算は
「安すぎるわけではないが、万能でもない」 からです。
満足度が下がるケースの多くは、
「できること」よりも「できないこと」を理解していなかったことが原因です。
ここで現実ラインをはっきりさせておきましょう。
① 毎日投稿 × 複数媒体のフル稼働
よくある誤解です。
「InstagramもXもTikTokも、毎日投稿でお願いします」
これは、月20万円ではかなり厳しいです。
なぜか?
- 企画が増える
- 制作物が増える
- 修正回数が増える
- 管理工数が跳ね上がる
媒体を増やすと、その分だけ運用の手数が倍増します。
現実的な考え方として、
- 1媒体なら週2〜4本+改善
- 2媒体なら各週1〜2本で継続
がラインになりやすいです。
媒体を増やすほど、1媒体あたりは薄くなる。
これは避けられない構造です。
② 撮影込みのフル丸投げ
「企画も撮影も編集も投稿も全部お任せで」
これも月20万円では難しいケースが多いです。
撮影が入ると、以下の工数が発生します。
- ロケ地調整
- モデル手配
- 機材・撮影時間
- 編集作業
- 修正対応
これだけで数万円〜十数万円単位のコストが動きます。
現実的なライン
- 素材は支給する
- 撮影はスポットで別予算
- 月20万円は運用に集中する
このように分けると、破綻しにくくなります。
③ 広告費込みのフルパッケージ
広告は別予算と明確にしておきましょう。
広告には
- 広告費(媒体に支払うお金)
- 広告運用手数料
が発生します。
月20万円の中に広告費を含めてしまうと、
- 投稿制作の予算が削られる
- 分析・改善の時間が削られる
結果、どちらも中途半端になります。
広告をやるなら、広告は別枠で考えるほうが健全です。
④ インフルエンサー施策を常時回す
インフルエンサー施策は、
- キャスティング
- 条件交渉
- 投稿管理
- レポーティング
など、想像以上に工数がかかります。
スポットなら可能ですが、
常時回すとなると月20万円では難しいケースが多いです。
⑤ 成果保証型の契約
「フォロワー◯人増えなければ返金」
このような成果保証型は、SNS運用では一般的ではありません。
なぜなら、
- アルゴリズム変動
- 市場環境
- 競合動向
- 投稿素材の質
など、外部要因が多いからです。
月20万円で現実的なのは、
改善サイクルを回す契約です。
ここで大事な考え方
月20万円は、
- 何でもできる金額ではない
- 何もできない金額でもない
選択が必要な予算帯です。
- 媒体を増やすのか
- 改善を厚くするのか
- 制作を強化するのか
全部は無理。
どれを優先するかを決めることが重要です。
よくある失敗パターン
❌ 本数だけを見て決める
❌ 「できる」と言われたから安心する
❌ 条件を固定せずに複数社に見積もりを取る
その結果、
- 提案内容がバラバラ
- 比較できない
- 結局、価格で決める
という状態になります。
次の章では、
あなたの会社が月20万円に「向いているかどうか」を
チェックリスト形式で整理します。
ここが明確になると、判断が一気に進みます。
月20万円が向いている会社・向いていない会社(自己診断)
ここまで読んで、「うちは月20万円でいけそうか?」と感じている方も多いはずです。
この章では、向いている会社/向いていない会社をはっきり分けます。
月20万円はちょうどいい会社にとっては非常に効率的ですが、
合わない場合はストレスや不満が溜まりやすい予算帯でもあります。
月20万円が向いている会社
以下に当てはまる項目が多いほど、相性が良いと言えます。
① 素材をある程度、社内で用意できる
- 商品写真がある
- サービス資料がある
- 導入事例やお客様の声がある
素材ゼロの状態からすべて制作するとなると、
20万円ではどうしても限界があります。
「素材提供+運用設計」の形が組める会社は、非常に相性が良いです。
② 承認フローが整っている
SNS運用でよくある失敗は、
「投稿が止まる」ことです。
- 確認が遅い
- 修正指示が毎回変わる
- 決裁者が後出しで修正する
これが起きると、限られた予算の中で工数が消耗します。
月20万円を有効活用するには、
スムーズな承認体制があることが重要です。
③ まずは安定運用を目指している
- いきなり爆発的成果は求めない
- 継続的な改善を重視する
- 中長期で育てる意識がある
このスタンスなら、月20万円はちょうど良い投資になります。
④ 媒体が未決定、または1媒体から始めたい
媒体を一気に広げるよりも、
- まず1媒体で検証
- うまくいったら横展開
この順番で進められる会社は、
月20万円と非常に相性が良いです。
月20万円が向いていない会社
次に当てはまる項目が多い場合は、予算の見直しが必要かもしれません。
① 完全丸投げしたい
- 素材は何も出せない
- 承認も極力したくない
- 方針決定も全部任せたい
この状態だと、月20万円では工数が足りなくなりやすいです。
② 複数媒体をフル稼働させたい
- Instagram毎日
- X毎日
- TikTok週3以上
- 動画も量産
これは明らかに予算オーバーになりやすい設計です。
③ 撮影・広告・LP改善まで全部込み希望
SNS単体ではなく、
- 広告運用
- LP改善
- 撮影
- 動画量産
まで含めると、20万円では厳しくなります。
④ 短期で成果保証を求める
SNSは積み上げ型です。
「3か月で確実に売上◯倍」
のような期待値だと、
予算よりも設計自体を見直す必要があります。
自己判定まとめ(シンプル版)
✔ 素材がある
✔ 承認体制がある
✔ 中長期で考えている
✔ まずは1媒体でOK
→ 月20万円は現実的な選択
✖ 完全丸投げ
✖ 複数媒体フル稼働
✖ 撮影・広告込み全部
✖ 成果保証前提
→ 予算再検討が必要
重要な視点
「向いていない」に当てはまる場合でも、
月20万円がダメなのではありません。
- 使い方パターンを変える
- 目的を整理する
- 優先順位を決める
これだけで、現実的な運用設計になります。
次の章では、
実際に依頼する前に必ず確認しておくべきポイントを整理します。
ここを押さえるだけで、契約後のトラブルが大きく減ります。
依頼前に必ず確認すべきポイント(ここを曖昧にしない)
ここは非常に重要です。
月20万円のSNS運用代行で失敗するケースの多くは、
「できる・できない」の認識ズレから起きます。
価格そのものよりも、
条件を曖昧にしたまま契約してしまうことが原因です。
ここでは、契約前に必ず確認すべきポイントを整理します。
① 投稿本数の定義を確認する
「週3本投稿します」
この一文だけでは、実は何も分かりません。
確認すべきことは以下です。
- 企画立案は含まれる?
- 画像制作は含まれる?
- 動画は含まれる?
- ハッシュタグ設計は含まれる?
- 予約投稿まで対応?
- 修正は何回まで?
本数ではなく、内訳を見ることが重要です。
② 修正回数と追加費用条件
ここはトラブルになりやすい部分です。
確認すべきこと:
- 修正は何回まで無料か
- 修正の範囲(軽微?構成変更も?)
- 追加費用が発生する基準
- 緊急修正の扱い
月20万円は工数が限られています。
無制限修正はほぼありません。
③ 制作物の権利(著作権・データ)
意外と見落とされがちです。
- 制作データはもらえるのか
- 契約終了後も使えるのか
- テンプレートの権利はどこにあるのか
将来的に内製化する可能性があるなら、
ここは必ず確認しておきましょう。
④ KPIの定義
「フォロワー増加」が目標になっていませんか?
フォロワーだけでは、本質的な成果は測れません。
確認すべきポイント:
- 何を成果とするか
- どの数値を追うか
- 改善の基準は何か
- 何か月で見直すか
SNSは改善型です。
KPIの合意がないと、評価基準が曖昧になります。
⑤ レポートと定例の内容
「月1回レポートあり」
これも中身が重要です。
- 数字の羅列だけか?
- 改善提案まで含むか?
- 定例で説明があるか?
- 来月の方針まで提示されるか?
月20万円を活かせるかどうかは、
改善提案の有無で大きく変わります。
⑥ 契約期間と解約条件
よくあるのは、
- 最低3か月〜6か月契約
- 自動更新
- 解約は1か月前通知
短期でやめられないケースもあるため、
契約条件は必ず確認してください。
⑦ 体制(誰が担当するのか)
- ディレクターは専任か兼任か
- 制作担当は別か
- 緊急時の連絡方法は?
体制が曖昧だと、対応スピードに差が出ます。
ここまでのまとめ
月20万円のSNS運用代行で失敗しないために必要なのは、
- 本数より中身
- 価格より条件
- 期待より合意
です。
このチェックリストを押さえておけば、
提案内容の比較がしやすくなります。
よくある質問(FAQ)
ここでは、月20万円のSNS運用代行を検討している人がつまずきやすい疑問をまとめます。
「見積もりを取る前」「比較の最中」「契約直前」それぞれで不安になりやすいポイントなので、先に潰しておくと判断が早くなります。
Q1. 月20万円に広告費は含まれますか?
基本的に含まれません。
広告費(媒体に支払う費用)は別で、広告運用を依頼する場合はさらに運用手数料(代行会社の工数)が発生することが多いです。
よくある勘違い
- 「広告もSNS運用も全部込みで20万円」→ どちらも薄くなりがち
広告もやりたいなら、まずは
- SNS運用(オーガニック)を月20万円で設計
- 広告は別枠で必要額を見積もる
という考え方が安全です。
Q2. 撮影は月20万円に入りますか?
撮影込みは、条件次第ですが別費用になりやすいです。
撮影が入ると「現地調整・撮影・編集・修正」などの工数が一気に増えるため、月20万円内だと運用が薄くなる可能性が高いです。
おすすめの進め方
- 月20万円=運用と制作(加工・編集)を中心にする
- 撮影はスポットで別予算にする
- もしくは社内で撮影して素材支給する
Q3. 動画はどれくらい作れますか?
動画は「何秒の動画を、何本、どのクオリティで作るか」で工数が大きく変わります。
月20万円で動画を増やすなら、基本は使い方パターンC(制作重視)寄りになります。
- 既存素材の編集中心 → 実現しやすい
- 企画〜撮影〜編集のフル制作 → 厳しくなりやすい
見積もりでは「動画◯本」だけでなく、
尺・編集内容(テロップ/カット/SE)・修正回数をセットで確認しましょう。
Q4. 2媒体(Instagram+Xなど)も月20万円で回せますか?
回せますが、基本的に1媒体あたりの密度は下がります。
特に「改善提案の深さ」「制作の作り込み」は薄くなりやすいです。
失敗しにくい順番は、
- まず1媒体(パターンA)で型を作る
- 反応が見えてから2媒体へ(パターンB)
です。
Q5. レポートはどこまでやってくれますか?
「月1回レポート」と言っても中身は幅があります。
- 数字の羅列だけ
- 良かった投稿の振り返りまで
- 次月の改善提案(何を変えるか)まで
月20万円で運用として価値が出るのは、改善提案まである場合です。
比較のときは「改善提案が含まれるか」を確認してください。
Q6. 定例ミーティングはありますか?
会社によりますが、よくあるのは次の形です。
- 月1回(最も一般的)
- 隔月(チャット中心)
- 定例なし(連絡はチャットのみ)
立ち上げ期(最初の1〜2か月)は、認識合わせが多いので
定例がある方が安定しやすいです。
Q7. 修正回数は何回くらいが普通ですか?
多くは「月◯回まで」または「1投稿あたり◯回まで」といった形で定めます。
月20万円で修正無制限はほぼありません。
必ず確認したいのは、
- 無料修正の回数
- 追加費用になる条件
- 軽微修正の定義
です。
Q8. 最低契約期間はありますか?
3か月〜6か月が多い傾向です。
初月は「設計」「テンプレ整備」「投稿設計」など立ち上げ工数がかかるため、短期契約は割高になりやすいです。
契約前に、
- 最低契約期間
- 自動更新の有無
- 解約通知の期限
を確認しておきましょう。
Q9. 成果(問い合わせ増など)は保証されますか?
通常、SNS運用代行は成果保証ではありません。
代わりに、次のような形で改善型の運用になります。
- KPI(反応、導線クリック、プロフィール遷移など)を合意する
- 毎月振り返って改善する
- 半期などで方針を見直す
「成果保証」を求めるより、
改善サイクルを回せる体制かを見た方が失敗しにくいです。
FAQまとめ(この章の結論)
広告費は基本別
撮影込みは別費用になりやすい
動画は制作重視に寄せる必要がある
2媒体は可能だが薄くなる
レポートは改善提案の有無が重要
修正回数・契約条件は必ず明文化
会社選びで悩んだらコンペルへ相談
ここまで読んで、「月20万円でどこまで頼めるか」が見えてきたはずです。
次は、あなたの状況に合わせて進めましょう。
① SNS運用代行会社を比較して決めたい方
「どの会社が合うか」を整理したいなら、まずは下記記事でおすすめ会社をチェックすることがおすすめです。
→ SNS運用代行おすすめ記事を見る
② 月20万円前提で、できる範囲から相談したい方
媒体が未決定でもOKです。
使い方パターンから整理して、月20万円で現実的な提案が出せる会社をご紹介できます。
