X(旧Twitter)は、拡散力の高いSNSとして多くの企業が導入しています。しかし、やみくもに投稿を続けても、なかなか成果には結びつきません。
Xを効果的に運用するには「入念な準備と正しい運用方法を理解しておくことが重要」です。
思ったような成果を得られずに悩んでいるX運用の担当者は多くいます。しかし、準備と運用のポイントを押さえて進めることで十分に成果を出すことが可能です。
この記事では、Xを効果的に運用するための事前準備やコツについて詳しく解説します。実際に運用について悩んでいる方も、これから運用を始める方も、正しい運用知識を学んでぜひ今後のX運用の参考にしてください。
この記事で解決できるお悩み
- X(旧Twitter)運用で成果を出すための基本を知りたい
- 見るべき指標や改善ポイントを整理したい
- 炎上やトラブルを防ぎながら運用したい
1.X(旧Twitter)運用とは
X運用とは、X(旧Twitter)のアカウントを活用して、認知拡大、問い合わせ獲得、採用広報、ブランディング、顧客との関係構築などを行うSNS運用のことです。投稿の作成だけでなく、投稿企画、ユーザーとのコミュニケーション、数値分析、改善施策まで含めて考える必要があります。
Xはリアルタイム性が高く、情報拡散やユーザーとの接点づくりに向いているSNSです。一方で、投稿内容や返信対応によって企業イメージが左右されやすいため、目的や運用ルールを決めたうえで継続的に運用することが重要です。
| 認知拡大 | 商品・サービスや企業名を知ってもらうために、投稿や拡散を通じて接点を増やす運用です。 |
| 問い合わせ獲得 | 投稿やプロフィールからWebサイト、資料請求、問い合わせへつなげる運用です。導線設計が重要になります。 |
| 採用広報 | 社内の雰囲気、社員紹介、働き方、採用情報などを発信し、求職者との接点を作る運用です。 |
| ファン形成 | ユーザーとの会話や継続的な情報発信を通じて、企業やブランドへの親近感を高める運用です。 |
X運用で成果を出すには、投稿数を増やすだけでなく、目的に合った投稿内容、プロフィール設計、ユーザーとの関わり方、分析改善をセットで考えることが大切です。
2.X(旧Twitter)運用の前にやっておくこと5選『準備編』

Xの運用を行う際には、運用方針・体制やターゲットの設定など事前準備が必要です。ここでは、Twitter運用を始める前に必要な準備について5点、紹介します。
①X運用の目的を明確にする
②ターゲットやペルソナを設定する
③KPI・KGI(最終目標)を設定する
④運用担当者の配置や投稿のスケジュール管理を明確にする
⑤運用ガイドラインを定め、共有する
詳しく解説します。
1.X運用の目的を明確にする
1つ目は、運用目的の明確化です。X運用を通して何をどの程度実現したいのか、具体的に明確化しておく必要があります。
たとえば、「自社のサービスをより多くの人に知ってもらいたい」や「問い合わせ数を月10件に増やしたい」といった具合です。
目的がはっきりすれば、何を投稿すればいいか、どんな表現にするべきかといった運用の方針も自然と決まってきます。
2.ターゲットやペルソナを設定する
2つ目は、ターゲットやペルソナの設定です。自社の商品やサービスを「誰に届けたいのか」を明確にしておく必要があります。
大まかなターゲット層だけでなく、年齢、性別、職業、趣味、悩みなど細かくペルソナを設定することで、相手に響く投稿がしやすくなります。
「30代の働くママで忙しく、時短アイテムに関心がある人」など、具体的にイメージすると、投稿内容やトーンがブレにくくなります。
3.KPI・KGI(最終目標)を設定する
3つ目は、KPI・KGIを設定することです。運用目的を達成するには、何をどこまで達成すればよいかを数値で表すことが重要です。
ポイントは目的から逆算してKPI・KGIを設計することです。たとえば、「認知の拡大」や「売り上げのアップ」がKGIであれば『フォロー数』だけでなく、『投稿のコメント数』や『ブランド名の検索数』もKPIに含まれます。
ただ、運用を始める前から厳密に目標数値を設定する必要はありません。まずは、ざっくりとした仮目標を設定し、施策を実行しながら目標数値を調整することが大切です。
4.運用担当者の配置や投稿のスケジュール管理を明確にする
4つ目は、 運用担当者の配置や投稿のスケジュール管理を明確にすることです。
X運用は、投稿だけでなく、企画、分析、ユーザー対応などさまざまな作業が必要です。他の業務と兼任していると、対応が後回しになりがちです。
誰がどの作業を担当するのかを決め、投稿スケジュールも事前に立てておくことで、ムリなく継続的な運用が可能になります。体制づくりが成功の第一歩です。
5.運用ガイドラインを定め、共有する
5つ目は、運用ガイドラインを定め、共有することです。
投稿の言葉遣いや表記ルール、使用できる画像やNG表現などをまとめた「運用ガイドライン」をあらかじめ用意しておくことで、誰が投稿してもブランドとして一貫性のある表現ができます。
「語尾は丁寧語に統一する」「顧客は“お客様”と表記」など具体的なルールを定め、担当者間で共有しておくことが重要です。
3.X(旧Twitter)運用で重要な8つの数値

Xの運用を行う上で、意識するべき重要な8つの数値があります。
①インプレッション
②いいね
③エンゲージメント数
④エンゲージメント率
⑤ユーザープロフィールクリック数
⑥プロフクリック率
⑦URLクリック数
⑧フォロー率
| 数値名 | 内容 |
| インプレッション(表示回数) | 投稿がユーザーのタイムラインなどに表示された回数 |
| いいね | 投稿内容に対して、どれだけユーザーが好意や同意、共感を示しているかを示す数値 |
| エンゲージメント数 | ユーザーが投稿に対して反応した合計回数 |
| エンゲージメント率 | インプレッション(表示回数)に対してどれくらいユーザーからの反応があったかを示す数値 |
| ユーザープロフィールクリック数 | ユーザーが投稿を見てアカウントのプロフィールをクリックした合計回数 |
| プロフクリック率 | インプレッション(表示回数)に対してプロフィールがクリックされた割合 |
| URLクリック数 | 投稿に含まれるリンクがクリックされた合計回数を示す数値 |
| フォロー率 | インプレッション(表示回数)に対してフォローしてくれた人数の割合 |
これらの数値は、Xの無料分析ツールである「Twitterアナリティクス」でもチェックできるため、運用時は活用しましょう。
ここでは8つの数値について具体的な内容を解説します。
1.インプレッション
インプレッションとは、投稿がユーザーのタイムラインなどに表示された回数を示す数値です。企業アカウントにおいては、自社の情報や商品が「どれだけの人の目に触れたか」を測る指標となるため、ブランド認知を広げるうえで非常に重要です。
特にXのアルゴリズムにより、いいね・リツイートが多い投稿が優先的にタイムラインに表示されるため多くの人に拡散されやすく、インプレッションが伸びていきます。
インプレッションが伸びなければ、クリックやフォローといった他の数値も伸びないため、最も基本となる数値です。
2.いいね
「いいね」とは投稿内容に対して、どれだけユーザーが好意や同意、共感を示しているかを示す数値です。企業アカウントにおいては、「いいね」の数が多いほど、ユーザーに受け入れられた投稿と判断できます。
Xのアルゴリズム上も、「いいね」が多い投稿は拡散されやすくなり、インプレッション(表示回数)も伸びやすくなる傾向があります。
また、「いいね」の数が多いとフォロワーのタイムラインにも表示される可能性も高まるため、認知拡大やエンゲージメント向上にもつながる重要な数値です。
3.エンゲージメント数
エンゲージメント数とは、ユーザーが投稿に対して反応した合計回数を示す数値です。このエンゲージメントには次の内容が該当します。
・いいね
・リプライ
・コメント
・リツイート/引用リツイート
・ハッシュタグクリック
・プロフィールクリック
インプレッションは「投稿の表示回数」を表しているのに対して、エンゲージメントは「投稿に対する反応やアクション」を指している点に違いがあります。
エンゲージメント数が多いほど、ユーザーからの反応が良い投稿だと分かるため、重要な数値の一つとなります。
4.エンゲージメント率
エンゲージメント率とは、インプレッション(表示回数)に対してどれくらいユーザーからの反応があったかを示す数値です。以下の数式で求めることができます。
【エンゲージメント率=エンゲージメント数÷インプレッション数×100】
エンゲージメント率はフォロワーが増えると下がってしまう傾向があり、平均エンゲージメント率は4%程度です。
エンゲージメント率が高まることで、サービスの利用者や商品購入者の増加につながるため大事な数値となります。
5.ユーザープロフィールクリック数
ユーザープロフィールクリック数とは、ユーザーが投稿を見てアカウントのプロフィールをクリックした合計回数を示す数値です。
これは、ユーザーがどのくらいアカウントや発信者に興味を持っているかを表しており、フォロワーの獲得に関係するものです。
プロフィールに企業の紹介文やリンクが掲載されている場合、Webサイトへの流入や問い合わせにつながる可能性も高くなるため、大切な数値となります。
6.プロフクリック率
プロフクリック率とは、インプレッション(表示回数)に対してプロフィールがクリックされた割合を示す数値です。以下の数式で求めることができます。
【プロフクリック率=ユーザープロフィールクリック数÷インプレッション数×100】
プロフィールクリック率の平均は1~3%前後であり、1%未満の場合はツイートの内容や見せ方を見直す必要があります。
ツイートの内容やプロフィールのコンセプトが大きく影響する部分であり、フォロワーと問い合わせの増加に重要な数値です。
7.URLクリック数
URLクリック数とは、投稿に含まれるリンクがクリックされた合計回数を示す数値です。
これは、ユーザーが「興味」から「行動」へ移したことを示すものであり、Twitter運用の成果を具体的に表したものです。
商品購入やサービス登録など、別サイトへの遷移を目的とする場合、特に注視すべき数値となります。
8.フォロー率
フォロー率とは、インプレッション(表示回数)に対してフォローしてくれた人数の割合を示す数値です。以下の数式で求めることができます。
【フォロー率=フォロー数÷ユーザープロフィールクリック数×100】
フォロー率の平均は1〜3%であり、プロフィール文や固定ツイート、過去の投稿内容がフォローするかどうかの判断材料になります。
フォロー率の向上は、効率的なフォロワーの獲得やインプレッション数(表示回数)につながるため、参考にするべき数値です。
4.X(旧Twitter)運用のコツ36選『実践編』
次に、実際にアカウントを運用するコツを「アカウント設計・設定」、「投稿内容の企画・作成」、「日々の投稿・運用」、「運用の分析・改善」の4つのパートに分けて解説します。
1.アカウント設計・設定のコツ6選

Xのアカウントを設計するにあたって意識するべきコツは以下の通りです。
①企業名で統一感のあるアカウント名・IDにする
②アカウントのプロフィール画像はロゴやブランドカラーを使う
③ヘッダー画像で世界観や雰囲気を伝える
④プロフィール文はターゲットや発信内容、フォローするメリットを簡潔に書く
⑤固定ツイートを活用する
⑥投稿に使用する語調(丁寧/カジュアル)を統一する
詳しく解説します。
①.企業名で統一感のあるアカウント名・IDにする
企業のXアカウントでは、企業名やブランド名をベースに短く覚えやすいユーザーネーム(ID)であることが重要です。
無関係な文字列や記号は避け、シンプルで手打ちでも入力しやすいものにしましょう。他のSNSやWebサイトと統一することで、ブランディング効果も高まります。
例)「@○○_official」や「@○○_PR」など
②.アカウントのプロフィール画像はロゴやブランドカラーを使う
Xのプロフィール画像は、企業のロゴやブランドカラーを活かしたデザインにすることが大切です。
画像は丸型で表示されるため、ロゴが見切れないよう余白を意識することがポイントです。
また、他のSNSやWebサイトと同じデザインに揃えることで、ユーザーに「公式アカウントである」と一目で伝わり、ブランドの一貫性を強められます。
③.ヘッダー画像で世界観や雰囲気を伝える
ヘッダー画像も、企業の世界観や雰囲気が伝わるデザインが理想です。
特にXでは、プロフィール画像よりもヘッダー画像の方が表示サイズが大きいため、より多くの情報を一瞬で伝えることが出来ます。
画像サイズや表示位置に注意し、企業の魅力が“視覚で伝わる”デザインを意識しましょう。
④.プロフィール文はターゲットや発信内容、フォローするメリットを簡潔に書く
プロフィール文は、アカウントの“第一印象”を決める要素であり、フォロワー数を増やすために重要です。
プロフィールの文字数は160文字以内であり、以下の要素を含めた文章を意識しましょう。
・発信を届けたい相手(ターゲット)
・発信している情報
・アカウントをフォローするメリット
コンセプトが明確なプロフィール文は、ユーザーに安心感や信頼感を与え、フォロー率の向上につながります。
⑤.固定ツイートを活用する
固定ツイートは、過去の投稿のひとつを最上部に固定して表示させる機能です。プロフィール文と同じくらい見られる部分であるため、きちんと整えておく必要があります。
キャンペーンやお得情報、フォローするメリットなど訪れたユーザーにとって魅力的な内容にすることが大切です。
また、イベントやキャンペーンに応じて都度変更をすることでアクティブなアカウントであることをアピールできます。
⑥.投稿に使用する語調(丁寧/カジュアル)を統一する
投稿の語調を統一することは、企業アカウントの信頼感を高めるうえで大切になります。
例えば、丁寧な語調は誠実な印象を伝えることができます。一方で、カジュアルな語調では親しみやすさを伝えることができます。
また、複数人で運用する場合でも、語調のルールが決まっていれば、文章の違和感が少ない投稿を続けることができるため重要です。
2.投稿内容の企画・作成のコツ14選

②140文字をフル活用し、起承転結を意識する
③画像や動画などのビジュアルも積極的に活用する
④ハッシュタグのつけすぎに注意する
⑤記念日・季節イベントを取り入れた投稿を作る
⑥トレンドのキーワードを入れる
⑦社内の裏側や社員紹介など「人」を感じさせる内容も投稿する
⑧曜日ごとにシリーズ化した投稿で継続的に見てもらう工夫をする
⑨テーマごとにシリーズ化した投稿を作成する
⑩過去の投稿をリメイクして再活用する
⑪ユーザーの共感や反応を引き出す投稿(人間味のある投稿)を意識する
⑫成功事例や導入事例など「実績」を紹介する投稿も織り交ぜる
⑬フォロワー参加型の企画(アンケート・投票・クイズなど)を行う
⑭キャンペーンを実施する
①.1つの投稿で伝える内容は1つにする
Xでは、1投稿あたりの文字数に限りがあるため、伝えたい内容は1つに絞ることが重要です。
情報を詰め込みすぎると、読んだ人が何を伝えたかったのか分からなくなり、結果として伝達力が下がってしまいます。
「新商品のお知らせ」や「キャンペーン告知」など、1投稿1メッセージを意識するようにしましょう。
②.140文字をフル活用し、起承転結を意識する
投稿は、140文字をフルに活用し、「起承転結」を意識した構成にすることが大切です。
例えば、「ランチを買いに行ったら大行列(起)。並ぶのをあきらめて別の店へ(承)。そこで偶然、取引先の担当者とバッタリ(転)。思わぬご縁に感謝です(結)」といった形です。
起承転結を意識すると、短い文章でもストーリー性が生まれ、読み手の共感を得やすくなります。
③.画像や動画などのビジュアルも積極的に活用する
Xでは、画像や動画などの「ビジュアル」を活用することで、文字だけの投稿よりも目に留まりやすく、投稿の内容も直感的に伝わります。
例えば、サービス紹介なら写真や図解、キャンペーン告知ならバナー画像などが効果的です。
視覚的な情報があると、ユーザーの理解度や反応(いいね・リポスト)も高まりやすくなるため、積極的に活用しましょう。
④.ハッシュタグのつけすぎに注意する
ハッシュタグのつけすぎは、投稿が読みづらくなったり、スパム(迷惑アカウント)として認識されてしまう可能性も出てきます。
一般的には、2〜3個が最適な数とされており、、投稿の内容に適したものを厳選して付けるようにしましょう。
また、アカウントや投稿内容に沿ったハッシュタグを選ぶことで、ブランドイメージの向上にもつながります。
⑤.記念日・季節イベントを取り入れた投稿を作る
記念日や季節イベントに合わせた投稿は、多くのユーザーに共感されやすく、アカウントの注目度も高めやすくなります。
投稿に季節感や時事性があることで、タイムライン上でも目を引きやすくなり、いいねやリポストといった反応にもつながりやすくなります。
年間カレンダーを活用して、あらかじめ企画しておくのがポイントです。
⑥.トレンドのキーワードを入れる
Xの運用では、「トレンド機能」を駆使して、トレンドキーワードを含めた投稿をすることが重要です。
積極的に自社アカウントと相性の良いトレンドキーワードを選定して、投稿に反映させましょう。
ただし、むやみにトレンドキーワードを乱用すると信頼を損なうので注意が必要です。
⑦.社内の裏側や社員紹介など「人」を感じさせる内容も投稿する
社内の様子や社員紹介など「人」を感じさせる投稿をすることで、ユーザーが企業に親しみや信頼感を持ちやすくなります。
特に企業アカウントでは、自社製品・サービスを中心に発信し、無機質な印象を持たれやすくなりがちです。
社員の一日やオフィスの雰囲気、何気ない雑談などを発信することで、企業や運用担当者のキャラクター性を伝えていきましょう。
⑧.曜日ごとにシリーズ化した投稿で継続的に見てもらう工夫をする
曜日ごとにシリーズ化した投稿をすることで、ユーザーに継続して見てもらいやすくなり、アカウントへの定着や関心を高めることに繋がります。
例えば、「毎週水曜は豆知識の日」を設けることで、水曜日の投稿を楽しみにしてくれるフォロワーが増えるきっかけになります。
また、投稿の質を安定化させることや運用業務を効率化させる点で効果的です。
⑨.テーマごとにシリーズ化した投稿を作成する
テーマごとにシリーズ化した投稿を作ることも、ユーザーの関心を引きつけるうえで大切になります。
例えば、「○○日後に秘密を公開する」など、ひとつのテーマに沿って複数回にわたり投稿を展開する手法です。
情報を小分けにして伝えられるため、読みやすさ・記憶への残りやすさの両面で効果があります。
⑩.過去の投稿をリメイクして再活用する
X運用では、過去の投稿をリメイクして再利用することが重要です。
過去の投稿に加筆・修正を加えて再投稿したり、画像を差し替えたりすることで、新たな層のフォロワーにも情報を届けることができます。
また、リメイク投稿はゼロから内容を考える必要がないため、運用の負担を減らしながら、投稿の質と頻度を安定させることにもつながります。
⑪.ユーザーの共感や反応を引き出す投稿(人間味のある投稿)を意識する
X運用では、ユーザーの共感や反応を引き出す「人間味のある投稿」を意識することが大切です。
本来、Xはコミュニケーションのツールです。自社の宣伝だけでなく、日常の小さな気づきや失敗談を交えることで企業に親しみや信頼感が持ちやすくなります。
ただし、失敗談を投稿するときは、ブランドイメージを損なわないように注意しましょう。
⑫.成功事例や導入事例など「実績」を紹介する投稿も織り交ぜる
自社の「実績」を伝える投稿は、企業のブランディングや問い合わせの増加に効果的です。
例えば、サービスの導入事例やお客様からの声などを紹介することで、信頼性や説得力が高まり、ユーザーの行動促進につながります。
また、「実績」は事例の背景やお客様の課題・効果などをストーリー仕立てで伝えると、読み手の共感も得られやすくなります。
⑬.フォロワー参加型の企画(アンケート・投票・クイズなど)を行う
フォロワー参加型の企画は、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを促進するうえで重要です。
例えば、「あなたは○派?」「どちらを選ぶ?」といった問いかけは、気軽に反応しやすく、共感や興味をきっかけにリプライや投票が増える傾向があります。
継続的な交流が、ユーザーに親和性や安心感を与え、ファン化や信頼構築につながります。
⑭.キャンペーンを実施する
Xでのキャンペーン実施は、フォロワーの獲得や投稿への反応を増やすうえで非常に効果的です。
「フォロー&RT」の形式で、商品や特典を用意することで、多くのユーザーにアカウントを知ってもらうきっかけになります。
ただし、キャンペーンだけに頼ると、終了後にフォロワーが離れるケースもあるため注意が必要です。
日頃から有益な情報や親しみやすい投稿を行い、継続して興味を持ってもらえる工夫が大切です。
3.日々の投稿・運用のコツ8選

Xの日々の投稿・運用において意識するべきコツは以下の通りです。
①リプライや引用に積極的に反応する
②定期的にプロフィール文を見直す
③自社アカウントを第三者目線で定期的にチェックする
④ツイートは予約投稿を活用し、安定的に更新する
⑤投稿する時間帯を意識する
⑥注目度の高い投稿にリプライや引用リツイートをする
⑦予告ツイートを行う
⑧インフルエンサーの力を借りる
詳しく解説します。
①.リプライや引用に積極的に反応する
X運用では、ユーザーからのリプライや引用リツイートに対して、企業アカウント側からも積極的に反応することが大切です。
コメントへの返信や、商品に関する投稿への「いいね」「引用リツイート」などのリアクションを通じて、ユーザーとの距離が縮まり、親近感や信頼感が生まれます。
小さなやり取りの積み重ねが、アカウントの好感度やロイヤリティ向上につながり、ファンの獲得や継続利用の促進にもつながります。
②.定期的にプロフィール文を見直す
プロフィール文を定期的に見直すことは、信頼感やフォロー率の向上につながります。
どんな会社なのか、何を発信しているのかがひと目で伝わるように、定期的に内容を見直しましょう。
また、最新の活動状況や発信の目的に合ったわかりやすい文章に更新することを意識しましょう。
③.自社アカウントを第三者目線で定期的にチェックする
X運用では、自社アカウントを第三者の目線で定期的に見直すことが大切です。
初めてアカウントを訪れたユーザーにとって、プロフィール文や固定ポスト、投稿内容が「分かりやすい」「興味を持てる」ものになっているかを客観的に確認しましょう。
定期的なチェックは、情報のズレや伝わりにくさを防ぎ、フォロワーの獲得やエンゲージメント向上につながります。
④.ツイートは予約投稿を活用し、安定的に更新する
Xの運用では、予約投稿を活用して一定の投稿頻度を保ち、安定的に更新し続けることが大切です。
予約投稿とは、指定した日時に自動で投稿をしてくれる機能です。あらかじめ投稿をまとめて作成し、予約投稿することで、更新を習慣化でき、業務負担も軽減することができます。
ただし、予約投稿はブラウザ版のみ対応しているため、ChromeやSafariなどのWebブラウザを使用しましょう。
⑤.投稿する時間帯を意識する
投稿は内容だけでなく、「投稿するタイミング」でも反応が大きく左右されます。
Xを利用する人が多い時間帯は以下の通りです。ユーザーがアクティブにXを利用している時間帯に投稿すること意識しましょう。
・7時~9時:朝の通勤・通学時間
・12時〜13時:お昼休憩時間
・15〜17時:学生の放課後時間
・20〜23時:夕食後
また、ターゲットにしたいユーザー層がTwitterをよく見る時間帯に合わせて投稿することが大切です。
⑥.注目度の高い投稿にリプライや引用リツイートをする
Xの運用では、“注目度の高い投稿”にリプライや引用リツイートで反応することも効果的です。
特に、同業界・業種で話題になっている投稿に反応することで、自社アカウントのターゲット層に合ったユーザーのインプレッションを効率的に獲得することができます。
日々の情報収集を習慣化し、注目度の高い投稿を見逃さず反応できるようにしましょう。
⑦.予告ツイートを行う
予告ツイートとは、キャンペーンや新サービスの告知などを数週間または数日前からアナウンスすることです。
予告ツイートを活用することで、ユーザーの期待感を高め、クリック率やエンゲージメントの向上を狙うことができます。
例)「近日公開」や「〇月〇日にお知らせがあります」など
⑧.インフルエンサーの力を借りる
インフルエンサーの投稿に引用リツイートやリプライを行い、反応を得ることでインプレッションを増加させることができます。
ただし、あからさまな宣伝は逆効果になりやすいため注意が必要です。インフルエンサーの投稿に対して共感を示したり、意見を述べたりすることがおすすめです。
定期的に投稿を確認できるように、自社アカウントと親和性の高いインフルエンサーをリストアップしておきましょう。
4.X(旧Twitter)運用の分析・改善のコツ8選

Xの運用の分析・改善におけるコツは以下の通りです。
①投稿ごとにインプレッション数を確認する
②エンゲージメント率を定期的にチェックする
③プロフやURLのクリック率を確認する
④フォロー率の推移を確認する
⑤曜日・時間帯ごとの反応を分析して投稿時間を見直す
⑥投稿ジャンルごとの成果を比較する
⑦失敗投稿を分析し、改善のヒントを得る
⑧競合や類似アカウントを継続的にチェックする
詳しく解説します。
①.投稿ごとにインプレッション数を確認する
Xの運用では、投稿後に「どれだけ見られたか」を示す指標であるインプレッション数を確認することが大切です。
インプレッション数を確認することで、どんな内容やタイミングの投稿が多くの人の目に届いているかを把握できます。
特に、反応のよかった投稿には共通点があることが多いため、次の投稿に活かせるようにしましょう。
②.エンゲージメント率を定期的にチェックする
こまめにエンゲージメント率をチェックすることも非常に重要です。
エンゲージメントは、「いいね」や「リツイート」など種類があるため、投稿ごとの特徴を細かく捉えたうえで、対策を練ることが必要です。
アナリティクスでも投稿ごとにエンゲージメントを確認できるため、ユーザーからの反応が多い投稿の傾向を掴みましょう。
③.プロフやURLのクリック率を確認する
プロフやURLのクリック率を確認することは、ユーザーからの自社に対する関心を把握するうえで大切です。
クリック率が高いと興味関心を引けている証拠ですし、低い場合は投稿内容や導線の工夫が必要です。
プロフやURLは、「内容を明確にして、簡潔にまとめること」や「投稿の内容とズレがないようにすること」がクリック率を高めるポイントです。
④.フォロー率の推移を確認する
ユーザーとの継続的な関りを増やすうえで、フォロー率の推移を確認することは重要です。
フォロー率が上がれば、投稿がフォロワーに継続的に届くようになるうえ、反応によって他のユーザーにも拡散されやすくなります。
もしフォロー率が低い場合は、日々の投稿以外にプロフィール文や固定投稿の見直しが必要です。
⑤.曜日・時間帯ごとの反応を分析して投稿時間を見直す
時間帯を意識して投稿することも大切ですが、「いつ投稿した内容が、どのくらい反応されたか」を振り返り、曜日や時間帯ごとの傾向を分析することが最も重要です。
アナリティクスでインプレッションやエンゲージメントの推移を確認することで、ターゲット層にとって最も効果的な投稿タイミングを把握できるようになります。
まずは、仮説に基づいた時間帯に投稿し、ユーザーからの反応をデータで確認しながら改善していきましょう。
⑥.投稿ジャンルごとの成果を比較する
Xの運用では、どんなジャンルの投稿が成果につながりやすいかを分析することがポイントです。
複数のジャンルを扱う場合は、各ジャンルの投稿後にインプレッション数やエンゲージメント率を比較して、反応が良いジャンルを把握しましょう。
闇雲に投稿する前にTwitter運用の目的を振り返り「どんなジャンルのツイートがいいかな?」と再考するのも大事です。
⑦.失敗投稿を分析し、改善のヒントを得る
反応のよかった投稿に目が向きがちですが、思うように伸びなかった「失敗投稿」も学ぶべきポイントがあります。
例えば、投稿の内容やタイミング、見出しの言い回しなど、伸び悩んだ原因を分析することで、次に活かせる具体的な改善点が見えてきます。
失敗を避けるのではなく、学びの材料として捉える姿勢が、継続的な改善には欠かせません。
⑧.競合や類似アカウントを継続的にチェックする
Xの運用では、自社と近い業種やターゲットを持つ競合・類似アカウントを継続的にチェックすることが重要です。
投稿の内容や頻度、フォロワーの反応などを観察することで、伸びている投稿の傾向やユーザーとの接し方が見えてきます。
特に、成果を出しているアカウントは、参考になるポイントが多いため、ベンチマークしておくことをおすすめします。
X運用を改善するには、投稿後の数値分析も欠かせません。分析や管理に使えるツールを知りたい方は、Twitter管理・分析ツールのおすすめ記事も参考にしてください。
5.X(旧Twitter)運用で失敗しやすい3つのパターン
X運用は企業の認知拡大や顧客接点づくりに有効ですが、目的や運用体制が曖昧なまま始めると、成果につながりにくくなります。ここでは、X運用でよくある失敗パターンを3つ紹介します。
1.投稿数だけを増やしてしまう
Xでは継続的な投稿が重要ですが、投稿数だけを増やしても成果につながるとは限りません。目的やターゲットに合わない投稿が増えると、インプレッションは出ても、プロフィールアクセスや問い合わせ、採用応募などにはつながりにくくなります。
投稿頻度を高める場合でも、誰に何を伝えるのか、投稿後にどの行動を取ってほしいのかを明確にすることが重要です。投稿数だけでなく、投稿内容や導線設計もあわせて見直しましょう。
2.フォロワー数やインプレッションだけを成果指標にしてしまう
X運用では、フォロワー数やインプレッション数が分かりやすい指標になりやすいです。しかし、それだけを成果指標にすると、本来の目的とずれた運用になってしまうことがあります。
たとえば、問い合わせ獲得を目的にするなら、プロフィールアクセス、URLクリック、資料請求数、問い合わせ数なども確認する必要があります。採用広報であれば、採用ページへの遷移や候補者からの反応も重要です。運用目的に合わせて、見るべき指標を決めましょう。
3.投稿前の確認ルールや返信対応を決めていない
Xはリアルタイム性が高く、投稿や返信がすぐにユーザーへ届くSNSです。そのため、投稿内容やリプライ対応のルールが曖昧なままだと、誤解を招く投稿や対応遅れにつながる可能性があります。
企業アカウントとして運用する場合は、投稿前の確認者、NG表現、返信できる範囲、クレームや炎上時の対応フローを決めておくことが重要です。担当者だけの判断に任せず、社内で運用ルールを共有しておきましょう。
X運用で失敗しないためには、投稿数やフォロワー数だけを追うのではなく、運用目的、成果指標、投稿・返信ルールを明確にすることが大切です。
6.X(旧Twitter)運用で炎上やトラブルを防ぐ5つの秘訣

1.炎上リスクのあるテーマは扱わない
人によって意見が分かれやすいテーマは炎上のリスクがあるため、扱わないことがおすすめです。以下のようなものが挙げられます。
・宗教
・政治
・ジェンダー
・スキャンダル
・経済格差や地域格差
企業アカウントでは、誰が見ても安心できる内容を投稿することが、長期的な信頼構築につながります。
2.時勢を意識する
X運用では、投稿する内容が「今の世の中の状況とズレていないか」を常に意識することが大切です。
たとえば、災害や事件が起きている中で、いつも通りの明るい投稿をしてしまうと、「空気が読めない」と捉えられ、批判につながる恐れがあります。
投稿前には、そのタイミングでふさわしい内容かどうかを見直し、時勢に合わせて配慮ある発信を心がけましょう。
3.ダブルチェック以上の体制を整える
炎上を未然に防ぐには、、投稿内容を複数の目で確認する「ダブルチェック」が非常に重要です。
一見問題なさそうに見える投稿でも、表現や言葉の受け取り方によっては誤解や炎上の火種になることがあります。そのリスクを減らすためにも、投稿前に担当者以外の人が内容をチェックする仕組みが必要です。
広報やマーケティングなど複数の部署と連携し、2人以上のメンバーでチェックしてから投稿する体制を整えておきましょう。
4.問い合わせ・クレームに対応できる体制を作る
どれだけ慎重に運用していても、時に批判的なコメントやクレームが届くことがあります。そうした際に慌てず適切に対応するためには、あらかじめ問い合わせやクレーム対応の体制を整えておくことが重要です。
たとえば、「誰が対応を担当するのか」、「どのような方針で返答するのか」、「判断が難しい場合は誰に相談するのか」といったルールを明確にしておくことで、炎上やトラブルの芽を早期に摘むことができます。
対応が遅れたり感情的になったりすると、事態が悪化する可能性もあるため、事前の準備が信頼を守る鍵となります。
5.SNS運用の教育を実施する
企業アカウントの運用では、SNSに関する社内教育を実施することがトラブル防止に直結します。
たとえば、従業員が個人アカウントで会社の内部情報や機密に関わる内容をうっかり投稿してしまうと、炎上や信頼失墜につながる恐れがあります。
正しいSNS運用を理解してもらうための教育やガイドラインの整備を行い、企業としての責任ある発信体制を築くことが大切です。
7.X(旧Twitter)運用代行会社を比較したい方へ
X運用の方針設計や投稿作成、分析・改善を社内だけで続けることが難しい場合は、運用代行会社への依頼も選択肢になります。
具体的な依頼先を検討したい方は、X(旧Twitter)運用代行のおすすめ会社比較記事をご覧ください。各社の特徴や料金、対応範囲を比較できます。
8.X(旧Twitter)運用のコツに関するよくある質問
X運用で最初に決めるべきことは何ですか?
最初に決めるべきなのは、運用目的とターゲットです。認知拡大、問い合わせ獲得、採用、顧客との関係づくりなど、目的によって投稿内容や見るべき指標が変わります。
X運用で重要な指標は何ですか?
インプレッション、エンゲージメント数、エンゲージメント率、プロフィールクリック数、URLクリック数、フォロー率などが重要です。目的に応じて、どの指標を重視するかを決めましょう。
X運用で投稿頻度はどれくらいがよいですか?
理想の投稿頻度は目的や運用体制によって異なります。無理に投稿数を増やすより、継続できる頻度で投稿し、反応を見ながら改善することが重要です。
X運用で炎上を防ぐにはどうすればよいですか?
投稿前の確認フロー、NG表現、返信ルール、緊急時の対応方法を決めておきましょう。担当者の判断だけに任せず、運用ガイドラインを作成して社内で共有することが重要です。
9.まとめ
企業の多くが、SNSを中心に情報発信や認知拡大を行っており、Xアカウントの運用も当たり前となりつつあります。
Xの運用は、ただ投稿するだけでは成果につながりません。日々の投稿内容から分析・改善まで、一つひとつの工程にポイントがあります。
X運用に必要な体制を整え、正しい運用知識を活用することで、着実に成果を高めることができます。
そのためにも、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
Xの運用に興味はあるが、自社で運用をするのが難しいなど、お悩みの方は、X運用のプロフェッショナルであるSNS運用代行会社に相談してみるのもおすすめです。
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この記事の執筆者

コンペル運営事務局
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