バイアスとは、英語の「bias」が由来となった言葉で、先入観や偏見のことです。例えば、過去の経験から物事を判断し、視野が狭まることは、バイアスがかかっていることになります。バイアスは無意識に誰もが使ってしまっているとされています。

バイアスの代表的な例として、認知バイアスというものがあります。認知バイアスとは、自分の思い込みや周りの環境などの要因により、非合理的な判断をしてしまう現象のことです。ビジネスシーンでは、学歴がわかりやすいバイアスの例です。「学歴を重視して採用する」といった行動は、学歴=優秀という偏見を持っているということになります。

認知バイアスの一種で、確証バイアスというものもあります。確証バイアスとは自分の立証させたい仮説に都合の良い情報だけを集め、都合の悪い情報は無視することです。論文を書く際に、都合の良いデータを集めることなどが挙げられます。

 

【バイアス】

読み方:ばいあす

英語:bias

例文
(1)今入手した情報には、バイアスがかかっている可能性がある。
(2)バイアスのかかった思考を改善するためには、自分の考えや相手の発言の正当性を疑うことが必要だ。

 

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