アンカリング効果とは、最初に与えられた情報が、最終的な意思決定をゆがめる心理現象のことです。ある調査によると、最初に提示する情報が意味情報である場合と、数字の場合を比べると、数字のほうがアンカリング効果が強く出ることがわかっています。
アンカリング効果はマーケティングで頻繁に活用されています。以下がその具体例です。
①最初から8千円といわれるより、1万円の20%引きのほうが売り上げが上がる。
②高級料理店において、1万円のコースのほかに3万円のコースを用意することで、1万円のコースの売り上げが上がる。
③300万円の車を買った後だと、1万円のオプションの購入を受け入れやすくなる。
アンカリング効果は、数字を盛りすぎると逆効果なため、注意が必要です。
【アンカリング効果】
読み方:あんかりんぐこうか
英語: Anchoring effect
例文
(1)アンカリング効果の影響を受けにくい人もいる。
(2)アンカリング効果は日常生活でも活用できる。