テレアポ代行依頼を検討している方、テレアポのメリット・デメリットを徹底解説！

電話を使った営業仕事の1つが、テレフォンアポインターことテレアポです。社会に出て仕事をしている人なら、テレアポという言葉を一度は耳にしているでしょう。ですがテレアポ営業がどのような仕事なのか、メリットデメリットなど深くは知らない人もいると思います。

そこで今回の記事では、テレアポの概要及びメリットとデメリットについて項目ごとに解説していきます。テレアポを知らないという方も、改めて確認したいという方も、ぜひ読んでみてください。

テレアポ営業とはどんな仕事なのか

テレアポ営業といっても導入している職場によってさまざまなやり方がありますが、電話先のリストを確認しながら電話をかけてアポイントを取り、最終的に商品やサービスの購入につなげるのが、テレアポ営業の基本的な仕事です。

電話先のリストを確認したり購入につながった場合の手続きをするため、一般的にパソコンを使用します。パソコンの画面を見ながら電話をかけていき、つながった顧客に対して営業を行います。そのため テレアポには、パソコンの簡単な操作ができるスキルと、電話だけで購入につなげるトークスキルが求められます。

テレアポ営業では、業務時間中にひたすら電話をかけます。電話をかけて顧客とコンタクトをとり、商品やサービスを案内して購入を促進するのが目的です。電話をかける行為を繰り返すことで売上を伸ばすのが、最終的な目標だといえるでしょう。

とりあえず電話のマナーさえ備わっていればテレアポの仕事はできますので、学生、主婦、フリーターなどがテレアポの仕事をすることは珍しくありません。またテレアポに従事する雇用形態は、どちらかといえばアルバイトが多いです。

正社員は実際にテレアポをするよりも、テレアポを管理する側の仕事を担当することが多いです。電話をかける顧客先のリスト作成、トークスプリトの作成、スタッフの勤怠管理、業務データの比較などがその主な仕事です。実際にテレアポを行う人とテレアポを管理する人によって、テレアポの業務が成立します。

テレアポのメリット４つ

多くの企業がテレアポを取り入れているだけあり、テレアポには相応のメリットがあります。そこでテレアポのメリットとはいったい何なのか、大まかなメリットについてご紹介します。

１．営業のための時間と交通費を削減できる

テレアポの大きなメリットは、営業をするための時間と交通費を削減できる点です。もしも対面営業だったら、顧客相手に会うだけでも一苦労です。顧客相手がいる場所まで移動するのに、時間も交通費もかかります。

ですがテレアポは電話1本で営業しますから、必要なのは電話代だけです。たったそれだけで営業できますので、人的にも金銭的にもコストを削減できます。お手軽に営業できるところが、対面営業と比較してテレアポ営業が勝っている点だといえるでしょう。

２．多くの顧客に営業をかけられる

人海戦術で数にものを言わせた営業が、テレアポでは可能です。営業できる顧客の数が多ければ、その数に比例して商品やサービスの購入にいたる数も多くなります。対面営業では、1日に営業できる数は限られますが、電話営業ならかなりの数の営業を行うことができます。

しかも国内で電話のつながる相手でさえあれば、相手のいる場所は関係ありません。北は北海道から南は沖縄まで、どこにいる人でも電話さえつながれば営業が可能になります。

３．スクリプトさえあれば初心者でもやりやすい

トークスプリトさえあれば仕事を無難にこなせるのもテレアポのメリットです。営業の初心者でもスクリプトを使えばとりあえず営業ができますし、かなり極端な例ですが「買っていただけませんか？」と紹介して「いいですよ」と承諾してもらえばそれで売上になります。

対面だと営業初心者でオドオドした態度を取っていたら不審がられてしまいますが、 電話で営業するテレアポなら初心者でもスムーズに営業できます。

４．全体の業務をシステムによって管理できる

また全体の業務をシステムによってしっかりと管理できる点も魅力です。パソコンとネットワークを使って行うテレアポは、ITシステムを活用すれば効率的に管理できます。

顧客の中でリピーターは誰なのか、いつがつながりやすい時間帯なのか、購入の多い優秀なスタッフは誰なのかなど、データですべて一元管理できます。このため業務をとても効率化しやすいです。

テレアポのデメリット４つ

良いことだらけに思えるテレアポですが、デメリットがないわけではありません。テレアポにも、デメリットはあります。ではどんなところがテレアポのデメリットなのかを掘り下げていきましょう。

１．対面ではないので顧客に不審に思われやすい

今は電話を使った詐欺が横行しているため「よくわからない電話には出ない」「おかしいと思ったらすぐに切る」と決めている人が少なくありません。そのため 詐欺ではない営業の電話でも、最初から取り合わない人がいます。

たとえ以前に購入履歴がある人でも、社名を覚えていないことは珍しくありません。そのため「○○社の○○と申します」と名乗った時点で不審がられてしまい、切られてしまうこともあり得ます。営業を始める以前に、コンタクトを取ることに一苦労することもあるでしょう。

２．スタッフのモチベーションが低下しやすい

ある程度コンスタントに結果が出ているスタッフは良いですが、 そうではないスタッフはテレアポのモチベーションがどうしても下がってしまいやすいです。電話をかけても相手にされないばかりか理不尽なクレームを言われれば、モチベーションは上がりませんよね。

それでもへこたれずに頑張れるスタッフなら大丈夫ですが、そうではないスタッフだと仕事を辞めてしまいます。正社員ならまだしも、アルバイトやパートは仕事に執着しません。スタッフのモチベーションをどう保つかがテレアポのカギです。

３．電話営業ならではのクレーム

対面ではないためお互いの意思疎通を図りにくいテレアポは、ちょっとした行き違いからクレームになってしまうことがあります。声が小さくて聞き取れない、押し売りのようになってしまって反感を買う、慇懃無礼に思われてしまうなどのクレームが代表的です。

また電話営業は数多く電話をかけるのでスタッフが疲れて対応が雑になり、それで大クレームになってしまうことも珍しくありません。相手の姿や様子を伺い知ることができないテレアポは、対面営業よりクレームの火種が多いというデメリットがあります。

４．不在が続くとコストがかさむ

電話営業は、相手が電話に出てくれないと始まりません。ですが 相手が電話に出るかどうかは、その時の運次第です。もしも運が悪ければ1時間電話をかけて誰ともコンタクトをとれない可能性も、ないわけではありません。それではコストばかりかさみ、売上にはつながりません。無作為に電話をかける、テレアポゆえのデメリットだといえるでしょう。