メンバーシップ型雇用とは、日本型雇用とも呼ばれ、総合職の人材として新卒を一括で採用する雇用形態のことです。ジョブ型採用(スキルを持つ人材の中途採用)と対になる雇用形態として挙げられることも多いです。

メンバーシップ型雇用は年功序列、終身雇用が前提とされ、雇用の安定の保証や人材育成の場が用意されるという特徴があります。一方、希望する職種に就けないことや、勤務内容や勤務地が、企業側の都合で変わる可能性があるというデメリットもあります。働き方改革が進められている昨今、メンバーシップ採用は時代遅れだと表現されることもあります。

2019年、トヨタ自動車株式会社の豊田章男社長が、インセンティブがないと、終身雇用を守っていくのは難しいと発言しているように、日本の雇用形態の見直しが求められています。しかしすべての企業がジョブ型採用にすると、職を失う人が増えたり、新卒者の職探しが困難になったりする問題が起きます。メンバーシップ型雇用とジョブ型雇用の良い部分を取り入れた、新しい日本型雇用を考えることが必要です。

 

【メンバーシップ型雇用

英語:Membership-type employment

例文
(1)安定した職を求め、メンバーシップ型雇用の企業を探す。
(2)メンバーシップ型雇用だと、スキルのある新人よりもスキルのないベテランの給与が高い。

 

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