「見える化」とは、目で見える管理のことで、企業の戦略や業務の流れをグラフや数値を用いて目に見えるようにし、客観的に捉えられるようにすることを指します。見える化は1998年にトヨタ自動車株式会社が、生産合理化手法として生み出しました。現在は製造業だけではなく様々なビジネスに活用されています。

見える化によって得られた実態は、常に組織内で共有され、課題の発見・改善につながっていきます。同じような言葉に可視化というものがありますが、可視化は組織全体で共有されるものではなく、問題意識の高い人や実態調査をした人にしか見られません。そのため問題の解決にはつながらないことが多く、見える化と厳密には意味が異なります。

見える化の実践は、業務の効率化を可能にするだけではなく、モチベーションの強化や会社の問題にいち早く気づくことができメリットもあります。可視化にとどまらず、見える化を行うことは企業の経営に良い影響を及ぼすでしょう。

 

【見える化

英語:Visualization

例文
(1)自社の弱みを改善するために見える化を行う。
(2)最近では、工場を遠隔地から見える化するテクノロジーの活用が増えてきた。

 

 

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