タッチポイントとは、企業と顧客の接点のことです。商品を購入するときだけではなく、広告・WEBサイトを目にしたときやSNSで話題になっていることを知ったときなど、顧客が企業の商品に関する情報に触れた、すべての瞬間がタッチポイントとされています。

サービスの認知度を高めたり、顧客のニーズを理解したりすることができるため、タッチポイントは大切だとされてきました。最近では、インターネットの普及や新型コロナウイルスの影響により、購買行動が大きく変化したことで、今まで以上にタッチポイントが重要視されています。

《タッチポイントを強化した事例》

1.無印良品
自社のスマホアプリ「MUJI passport」を活用して、タッチポイントの強化に成功しました。店舗で商品を購入するときにポイントが貯まることが一般的ですが、無印良品はアプリにチェックインするだけでポイントが貯まる仕組みを作りました。その他にもネット会員にメールクーポンを配布するなど、日常的なタッチポイントを作ることで、顧客との関係構築をしています。

2.ハーゲンダッツ
SNSで「あのフレーバーをもう一度“フレーバー復活選挙”」というキャンペーンを実施しました。過去に発売された商品のなかから、復活してほしいフレーバーに投票するという企画です。投票総数は約26万票を集め、1位に選ばれた商品は期間限定で販売されました。顧客のニーズを上手く把握することで、売り上げにもタッチポイントの強化にもつながるキャンペーンとなりました。

 

【タッチポイント】

読み方:たっちぽいんと

英語:Touch point

例文
(1)タッチポイントは、デジタル系とアナログ系の2種類に分けることができます。
(2)タッチポイントを強化して、自社の顧客を増加させよう。

 

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