リテンションとは、元は「維持」や「保持」という意味の言葉で、マーケティング領域と人事領域それぞれで別の意味を持ちます。

 

◆マーケティング領域の場合

リテンションとは、既存の顧客維持という意味で使われます。

新規顧客の開拓はコストが高いため、既存顧客の継続率を上げることは必須です。顧客流出を防ぐためにCRMなどのシステムを利用する企業もあります。

 

◆人事領域で使われる場合

人材の流出を防止するための施策

積極的なコミュニケーションや働きがいのある職場づくりを作ることが重要で、この二つは金銭的な面と非金銭的な面に分けることができます。

メリットは2つあります。
(1)社内のスキル管理とノウハウの向上です。離職により社員が交代すると、ノウハウが流出する恐れがあります。しかし、リテンションを導入することで離職率を抑え、ノウハウの維持をすることができるようになります。
(2)採用コストの引き下げです。離職が続いてしまうと、引き継ぎで発生するコストや労力のロス、人材育成のコストがかかります。リテンションを導入することでこれらの問題を事前に防ぐことに繋がります。

 

リテンション

読み方:りてんしょん

英語:retention

例文
(1)リテンション政策導入により、優秀な人材がたくさんいます。
(2)リテンションを続けて、既存顧客流出を阻止しよう。

 

 

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