正常性バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を無視、過小評価する特性を指す心理学の用語です。

正常性バイアスが起こった事例はいくつかあります。
①東日本大震災
地震発生直後のビックデータによると、住民は津波の高さを過小評価し、「逃げなくても大丈夫」という正常性バイアスが働いたと推測されます。
②新型コロナウイルス感染症
感染対策をしない会食などが問題視されていましたが、ここには「自分は感染しない」という正常性バイアスが働いたと考えられます。

また、正常性バイアスは人数が多いほどかかりやすいです。以上のような判断ミスを減らすには、周りに流されず、危険を感じたらすぐに行動することが大切です。

 

【正常性バイアス】

読み方:せいじょうせいばいあす

英語:Normalcy bias

例文
(1)正常性バイアスに陥らないためには、万が一の事態を想定の中に入れておく必要がある。

(2)正常性バイアスは、日常の中でも起こりうる心理である。

 

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