ザイオンス効果とは、ある人・物を見たり接したりする回数が多くなればなるほど、その対象への好感度が高くなるという効果のこと。アメリカの心理学者ロバート・ザイオンス(またはザイアンス)が1968年に「Attitudinal effects of mere exposure」の中で提唱した効果のこと。また、別名として「単純接触効果」、「ザイオンスの法則」という名前で呼ばれることもある。

ザイオンス効果は人との交流に限らず営業や広告、恋愛など様々な場面で活用される。ただし、この効果は最初にマイナスのイメージを抱いたものに対しては、むしろ接触回数が増えるたびにマイナスの印象が強く残るという性質を持つ。また、ザイオンス効果は10回目の接触をピークとして、それ以降の接触では好感度に影響を与えないという実験結果も出ている。

 

【ザイオンス効果】

読み方:ざいおんすこうか

英語:mere-exposure-effect

例文
(1)何回もお客様のもとに顔を出すことも、ザイオンス効果を狙った取り組みの1つと言えます。
(2)ザイオンス効果を検証した実験では、単語や写真を何回も見せて印象を測定するという手法がとられました。

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