コールドスタンバイとは、通信システムにおける障害対処法の1つで、電源を入れない状態で、予備機を準備しておく形式のことです。緊急時には予備機を起動し、設定や移行作業を行います。場合によってはそれらの作業に数日~数週間を要する場合もあります。

コールドスタンバイは運用が簡単で、維持費用も少ない一方で、障害発生時の機会損失が大きい傾向にあります。対照的な言葉に「ホットスタンバイ」が挙げられます。ホットスタンバイでは、予備サーバは常に起動しており、リアルタイムで同期が行われるのが特徴です。トラブルが起こった際は、自動的に予備サーバへの切り替えが行われるため、業務停止時間を最小限に抑えられます。

ホットスタンバイとコールドスタンバイの中間的な形態を「ウォームスタンバイ」と呼ぶ場合もあります。

 

【コールドスタンバイ】

読み方:こーるどすたんばい

英語:cold standby

例文
(1)コールドスタンバイでは、データの引継ぎがうまく行われない場合がある。
(2)コスト削減のため、コールドスタンバイの採用を決めた。

 

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