ウォームスタンバイとは、コンピュータシステムにおける障害対処法の1つで、予備機が常に起動状態にあるものの、同期は行わない形式を指します。トラブル発生時に予備サーバのシステムに切り替えます。切り替え時の業務停止期間を、比較的短く抑えられるのが特徴です。
他のスタンバイの種類としては、ホットスタンバイ、コールドスタンバイが挙げられます。コールドスタンバイは、電源を入れずに予備機を用意しておく状態のことです。一方ホットスタンバイは、予備サーバの電源はオンで、リアルタイムで同期を行う手法を指します。
予備機は起動しているものの、同期は行わないウォームスタンバイは、コールドスタンバイとホットスタンバイの中間といわれる場合もあります。
【ウォームスタンバイ】
読み方:うぉーむすたんばい
英語:warm standby
例文
(1)ウォームスタンバイは、ホットスタンバイより低コストでの運用が可能だ。
(2)業務停止時間を短縮したいが、費用は少し抑えたい場合、ウォームスタンバイの導入を検討するとよいだろう。