BANTとは、「Budget(予算)」「Authority(決済権)」「Needs(ニーズ・需要)」「Time frame(導入時期)」の頭文字をとったもので、営業活動において使われているフレームワークのことです。
Budget(予算):顧客が製品やサービスを購入する際に設定している予算のことです。予算によって、提案する内容が変わる可能性があるため、早い段階で確認する必要があります。
Authority(決済権):顧客のなかで最終決裁権を持つ人のことです。営業では、窓口担当より決裁者に直接交渉をする方が受注確率は上がります。
Needs(ニーズ・需要):顧客が持つニーズのことです。どんな課題を抱えていて、何を求めているのかを把握できれば、その後の提案がしやすくなります。
Time frame(導入時期):導入時期のことです。購入が確定していなくても、購入するとしたらいつ頃なのかを聞くことで、導入するまでのスケジュールが管理しやすくなります。
この4つをヒアリングすることで、交渉を円滑に進めることができ、受注の可能性を高めることができます。
【BANT】
読み方:ばんと
英語:BANT
例文
(1)ヒアリングシートを用意して、BANTを漏らすことなく確認しましょう。
(2)BANTという明確なフレームワークを活用することで、組織全体で共通の認識を持って営業活動を行うことができます。