SEO対策をしていれば、「Googleのアルゴリズムアップデート」は避けて通れません。
アルゴリズムの変更によって高かった順位が急落してしまうといった事態は、SEO対策をしていてよく遭遇する問題です。
Googleの検索アルゴリズムのアップデート毎に完璧に対応できれば解決するのですが、Googleはアルゴリズムの基準を公表していません。
その上24時間常に細かなアップデートが行われているため、完璧にアルゴリズムを理解することは不可能とされています。またアルゴリズムを不当に活用して順位を上げた場合にはペナルティを受けるということも頭に入れておく必要があります。
アップデートが起きても自社サイトの検索順位を維持・上昇させるためには、Googleが何を目的としてアルゴリズムを決めているかを理解しておくことが大切になります。
そこで今回の記事では、こういったGoogleの検索アルゴリズムの特徴と、サイト運営のSEO対策を行う上で役立つ情報をご紹介します。Googleのアップデートに強い自社サイトを作りたい、SEO対策で悩んでいる、まずはどうすべきか知りたいという方は、是非この記事を今後のSEO対策の参考にしてみてください。
1.Googleの検索アルゴリズムとは?
「アルゴリズム」とは、コンピューター計算における計算方法のことを指します。
Googleにおける「検索アルゴリズム」とは、Googleがウェブサイトを評価するために設定した基準のことです。
これはユーザーにとって一番有益となる検索結果を提供するために設定されています。
Googleは検索順位を決定するためのアルゴリズムについて明言されているものもありますが、ほとんどの詳細は一般には公開されていません。これは、検索アルゴリズムを公開し「どういった記事が検索順位でトップを取れるのか」が公表されると、アルゴリズムを悪用したサイトが上位表示されるようになる=公平な競争を阻害してしまう可能性があるためです。
これを避けるため、Googleの検索アルゴリズムは特定されないように日々アップデートが繰り返されています。
なぜアルゴリズムについて知るべきなのか?
なぜウェブサイトの運営者は、一般に公開されていないアルゴリズムまで知る必要があるのでしょうか?
それはアルゴリズムに沿ったコンテンツ作成をすることで初めて、多くのユーザーに認知してもらえるからです。反対に、アルゴリズムを無視したままコンテンツ作成を続けても、いつまでもユーザーから認識されないということになります。
そのためウェブサイト運営者は検索順位の動向などを解析し、「Googleの検索アルゴリズムはおそらくこのような仕組みになっている」という目星をつけた上で、それに基づいてコンテンツを作成していく必要があります。
2.Googleの検索アルゴリズムの目的と指針
前述のとおりGoogleの検索アルゴリズムのほとんどは一般に公開されていません。
しかし、Googleが明言している検索アルゴリズムの指針があります。
それは「ユーザーに必要な情報を提供すること」というものです。これを見ることでGoogleが「ユーザーに必要な情報を提供することを目的としたウェブサイトを評価している」ことがわかります。つまりGoogleの検索アルゴリズムは、「ユーザーに必要な情報を提供しているかどうか」を評価するシステムであると考えられます。
ここからは、Googleが取り組んでいる検索アルゴリズムの改善方法についてご紹介します。
1.検索品質評価ガイドライン
Googleは「検索品質評価ガイドライン」に基づき、外部の検索品質評価者からフィードバックを受けながら、アルゴリズムの改善をおこなっています。
Googleの公式サイトでは、下記のように明記されています。
引用元:検索品質評価者と協力して検索品質を向上させる取り組み - Google 検索 ヘルプ
この外部からのフィードバックと、自社の評価基準によって、Googleは検索アルゴリズムの改善に役立てています。
2.検索結果の比較
Googleは比較テストをおこない、異なる2つの検索結果を評価者に提示し、より好ましい(ユーザーにとって有益と思われるもの)と判断されるものが表示されるようにしています。好ましいと思った理由を評価者に尋ねることで、検索アルゴリズムの改善に役立てます。
3.ライブトラフィックテスト
「ライブトラフィックテスト」とは、ある機能を一般公開する前に試験的に一部のユーザーにのみ提供するというものです。いきなり一般公開するよりも、一部のユーザーのみに公開し、どのように使われるかわれるかを確認したうえで改善を行います。
4.アルゴリズムの公開
上記までのテストを踏まえ、各種専門家によって一つ一つ検討された上で「ユーザーによってより良い検索結果の表示が望める」と判断された場合、アルゴリズムのアップデートが行われます。
5.サイト運営者がやるべきこととは?
ここまで読んで、「アルゴリズムの内容が公表されていない以上、対策は難しいのではないか?」という意見を持つ方もいるのではないでしょうか。
Googleの検索のアルゴリズム決定のフローの流れを知ることはできても、実際に何が採用されているかまでは知ることができないのは確かです。
ここで再確認したいのが、Googleの目的です。
前述のとおり、Googleは「ユーザーに必要な情報を提供すること」を目的とし、検索アルゴリズムの改善を行っています。言い換えればサイト運営者がやるべきこととは「ユーザーにとって有益で価値ある情報を提供し続けること」ということです。
3.今一度見直したい『Googleが掲げる10の事実』
Googleは過去に『Googleが掲げる10の事実』という検索アルゴリズムのヒントを公開しています。
ウェブサイトの運営とSEO対策において重要な指針となるため、これからウェブサイトを運営する方は、ぜひ一度確認しておきましょう。
①ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
Googleの検索アルゴリズムの目的は「ユーザーに必要な情報を提供すること」ですが、SEO対策において上位表示を目的としたテクニックやノウハウは無数に存在します。
ここで多くのサイトが行いがちなミスは、「Googleの検索アルゴリズムを攻略することだけに注力してしまう」ことです。自社サイトを訪れてくれるユーザーでなく、サイトを評価する検索エンジンを重視してサイトの改善を行ってしまうといったケースはよく起きるミスです。
このような点について、Googleは「アルゴリズムではなく、ユーザーに価値ある情報を提供することに焦点を絞ること」を言及しています。
②1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
Googleは、検索を通してユーザーの問題を解決することに焦点を絞った世界最大級の研究グループです。
検索によって表示されるページは専門性が高いページであることが求められているため、中途半端で情報量の少ないようなサイトは評価されにくくなっています。
そのため自社サイトを運営する場合は、ジャンルを絞り、専門性を高めていくことがSEO対策となることを意味しています。
③遅いより速い方がいい
Googleは検索におけるスピードにも重点をおいています。
検索してからページが表示されるまでの時間、ページをクリックしてから開かれるまでの時間が長くなればなるほど、それに比例してユーザーのページの離脱率(ウェブやページを閉じる率)も上がることがこれまでのデータで明らかになっています。
そのため、ウェブサイトの運営ではコンテンツの質だけでなく、ページがすぐに開くことが求められています。
④ウェブ上の民主主義は機能する
Googleでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、外部からのリンクが多いページを最高の情報源として捉えています。
そのため過去にはリンクだけを目的にしたサイトが横行しましたが、『ペンギンアップデート』以降はリンクされるサイトの質も評価されるようになりました。
ですので、質の良いサイトから「このサイトはとても参考になる」とリンクしてもらうことで、Googleによる評価が上がることになります。
⑤情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
ユーザーはいつでもスマホで気軽に情報を検索します。そのため、ウェブサイトもスマホで見やすい、開きやすいサイトであることが重要視されます。スマホユーザーからのアクセス数や支持を獲得することは、SEO対策として非常に有用です。
⑥悪事を働かなくてもお金は稼げる
Googleはアンフェアなやり方で検索順位を上げることを認めていません。
スパムやブラックハットSEO(アンフェアなSEO対策)はペナルティの対象となっていますし、Google広告によって検索順位を上げることはできるものの、「広告」であることが明確に表示されます。
Googleは「検索順位はお金では買えない」と明言しており、自社と繋がりが深いサイトを不当に検索上位にすることもないとしています。これはつまり、「ユーザーに必要な情報を提供すること」を基準にして着実にサイト運営していくことで、自然と成果が出せるということを示しています。
⑦世の中にはまだまだ情報が溢れている
SEOにおいて「ニッチな分野に参入すれば儲かる」という考え方があります。
競合が多い分野よりも、ニッチな分野の方がSEOが成功する可能性は高いのは確かですが、Googleは「どんな分野も常に改善の余地はある」ということを掲げています。
すでに成熟したように見える分野でも、工夫の余地があるということです。
⑧情報のニーズは国境を越える
Googleは全世界のユーザーのために、全ての言語で情報へアクセスできる環境作りを目標としています。そのため、様々な言語に対応したサイトがSEOにおいて有用であるとされています。
そのためGoogle翻訳ツールを使用し、日本以外の国の人でもサイトを利用できるなどの工夫が評価されます。
⑨スーツがなくても真剣に仕事はできる
Googleは「仕事は挑戦に満ちていなければいけない、挑戦は楽しくなければいけない」という考えを持っています。
「仕事ではスーツを着なければいけない」というような、これまでの固定観念に縛られるのでなく、自由で独創的な発想力を持つことを推奨しています。
⑩「すばらしい」では足りない
「Googleにとって一番であることはゴールではなく、出発点にすぎない」
この言葉のとおり、現状に満足するのでなく、まだ達成していないことを目標に設定し、それに向かって全力を尽くすことで期待以上の成果を残せることを示唆しています。ユーザーが求めるものはもちろん、ユーザーさえ気づけなかった潜在的な欲求まで発掘することを推奨しているのです。
4.SEOの歴史とこれまでのアルゴリズムアプデート一覧
ここまで見てきたとおり、Googleの検索アルゴリズムは「ユーザーに必要な情報を提供すること」を目的とし、日々改善がおこなわれています。これからも日々進化し続けるGoogleの検索アルゴリズムですが、これまでのアップデートの内容を理解し、どのような改善の傾向があるかを把握しておきましょう。
【2012年4月】ペンギンアップデート
ペンギンアップデートとは、ブラックハットSEOを行うサイトの検索順位を下げ、代わりにホワイトSEOをおこなっているサイトの検索順位を上げることを目的としたアップデートです。
つまり、スパムや自作自演リンクなどアンフェアでガイドラインに反する行為をしているサイトに対する対策アップデートです。これにより、検索上位だけを狙った価値の無いサイトやページは基本的に検索に上がらないようになりました。
【2012年7月】パンダアップデート
パンダアップデートとは、低品質なサイトの検索順位を下げ、高品質なサイトの検索順位を上げることを目的としたアップデートです。
これにより、誘導を目的としたページや、自動生成したページ、更新されない情報が古いページなどの検索順位が低下し、高品質なページやサイトが評価されるようになりました。
【2013年9月】ハミングバードアップデート
ハミングアップデートとは、ユーザーの検索語句を元にユーザーの悩みを正確に捉えることを目的としたアップデートです。
これまでは検索ワードに対して合致するタイトルのサイトがヒットしていましたが、これ以降は「ユーザーはなぜこの検索ワードで検索したのか?」という部分にもフォーカスした検索結果がヒットするようになりました。ユーザーの「検索意図」が検索に反映されるようになったということです。
このアップデートにより、サイト運営者はコンテンツ作成の際にユーザーの検索意図を汲み取ること、検索ワードでは確認できないユーザーの隠された欲求にフォーカスすることが求められるようになりました。
【2014年12月】ベニスアップデート
ベニスアップデートとは、検索ユーザーの現在地をもとに検索結果を表示させるアップデートです。
たとえば、「イタリアン ランチ」と検索すると、自分の現在地から検索結果が表示された経験はないでしょうか。このベニスアップデートにより、「どこにいる誰に向けたコンテンツなのか」ということを踏まえた地域密着型のコンテンツの検索順位が向上するようになりました。
【2015年5月】クオリティアップデート
クオリティアップデートとは、高品質なコンテンツが評価されるようになったアップデートです。
前述のパンダアップデートと似ていますが、パンダアップデートは特定のサイトを対象としていたのに対し、クオリティアップデートはウェブサイト全体を対象としているという違いがあります。
【2015年10月】ランクブレイン
ランクブレインとは、機械による自動学習をベースとしたアルゴリズムのことを指します。
検索ユーザーが使用する語句やクリックされるサイト等からユーザーの行動を学習し、その膨大なデータを元に検索結果を改善していくアルゴリズムです。このアップデートによって、よりユーザーの深い悩み・欲求に寄り添ったコンテンツ作成が求められるようになりました。
【2017年1月】インタースティシャルアップデート
インタースティシャルアップデートとは、モバイル検索においてユーザーの利便性を下げるサイトの検索順位を下げるアップデートのことを指します。
たとえば、ページを開いた瞬間ポップアップが表示されたり、ページをスクロールしようとすると広告が表示され、誤ってクリックしたなどということはないでしょうか。このようなユーザーの快適性を損なう広告の表示をしていると、検索順位が下がるので注意しましょう。
【2017年3月】フレッドアップデート
フレッドアップデートとは、低品質なコンテンツ・広告が多いサイトの順位を下げるアップデートのことを指します。
インターネットではアフィリエイト広告で稼げることが話題になりましたが、その反面、稼ぐことを目的とした「ユーザーにとっての価値」よりも「広告をクリックさせること」を目的としたサイトが大量に作られました。
フレッドアップデートにより、広告を優先しているサイトではなく、ユーザーにとっての価値ある情報を優先しているサイトの順位が上がるようになりました。
【2017年4月】アウルアップデート
アウルアップデートとは、悪意ある情報を広めるサイトの検索順位を下げるアップデートです。
ユーザーは正確な情報を求めており、偏った情報や悪意ある嘘の情報は敬遠されます。特に根拠のないデタラメな情報や、誤解を招くような情報は検索結果から除外される可能性が高くなるため注意しましょう。
【2017年12月】健康アップデート
健康アップデートとは、その名前のとおり医療や健康などについて信憑性が高い有益なページが上位表示されやすくなるアップデートです。
例えば、一般人のブログと医療従事者のブログであれば、後者の方が高く評価されます。医療に関する情報はユーザーの命に関わることもあるため、根拠や真実味がない一般ユーザーの情報は評価されにくくなりました。
【2018年3月】モバイルファーストインデックス
モバイルファーストインデックスとは、スマホユーザーの急速な増加にともない、モバイル版のページを優先して評価するアップデートです。
これまではデスクトップPCにおけるページを評価対象としていましたが、今後はますますモバイル(スマホ)に対応したページが高く評価されるようになると考えられます。
【2018年7月】スピードアップデート
スピードアップデートとは、表示スピードが遅いサイト・ページの評価が下がったアップデートです。
ブログやコンテンツにおいて画像や動画はユーザーにとって有益かつわかりやすいものとなりますが、あまりにも多すぎるとページ自体が重くなり開くまでに時間がかかってしまいます。見たいページがなかなか表示されなくてイライラした経験はないでしょうか。
ページの表示速度が遅いと、コンテンツの質が高くてもユーザービリティを損なうという理由によって検索順位が下がる可能性があるため注意しましょう。
【2019年10月】BERTアップデート
BERTアップデートとは、自然言語処理能力を向上させるアップデートのことを指します。
最近ではワードだけではなく、音声認識による検索がおこなわれるようになりました。たとえば、従来では「渋谷 スイーツ」という検索ワードに対して、音声検索では「渋谷で一番おいしいスイーツ店はどこですか」といった自然言語に近い検索を行います。
このような長文検索に対して文脈を理解し、適切な検索結果を表示させるよう改善することを目的したのがBERTアップデートです。
Googleのアルゴリズムが決定する200の要因
紹介してきたとおり、Googleは常にアルゴリズムの改善を行っており、アルゴリズムを決定する要因は公表されていないため、全てを把握することは困難です。
ここでは、2009年にSearch Engine Journalが発表した「Googleのアルゴリズムである200の要因に該当するだろうと考えられるもの」を紹介します。内容はあくまでも予測ですが、世界中のマーケッターが参考にしているため、一度目を通しておくといいでしょう。
URLに関する項目
・URL構造
・HTML構造
・見出しタグの使い方
・外部CSSやJavaScriptの有無や活用方法
・サイトのアクセシビリティ(ナビゲーションの構造や Java Script 等)
・canonicalの正しい使用(必要な場合)
・HTML記述の正確性
・クッキーの使用の有無
要因 | 項目 |
ドメインに関する項目 | ・ドメイン年齢
・ドメイン取得からの期間 ・ドメインの Who is 情報の表示の有無 ・トップレベルドメインの地域( .jp .asia 等) ・トップレベルドメインの種類(.com .net 等) ・サブドメインかルートドメインか ・ドメインの過去の履歴(IP変更の回数) ・ドメインの過去の所有者(所有者変更の回数) ・ドメイン内キーワードの使用 ・ドメインのIPアドレス ・同じIPアドレスを使用している別ドメインのサイトの質 ・ドメインの評判 ・ウェブマスターツールの地域設定 |
サーバーに関する項目 | ・サーバーの場所(日本?アメリカ?) ・サーバーの信頼性 |
コンテンツに関する項目 | ・サイト内の使用言語の一致
・コンテンツの質(オリジナルコンテンツか否か) ・コンテンツの文章の量 ・リンクと文章の比率 ・文章コンテンツと画像やリンクコンテンツなどの比率 ・コンテンツのトピックの統一性と新鮮さ ・コンテンツ内で使用されている文章(キーワード等)と扱っているトピックの一致性 ・どのようなコンテンツが多いか? ( 行動 or 情報収集 or 指名検索 ) ・コンテンツや市場の専門性/ニッチ性 ・キーワードの使用(公序良俗に反する言葉の有無) ・画像のALTタグなどの設定 ・サイト内のユーザーにとって全く価値のないスパムコンテンツの有無 ・文章の正確性(誤字脱字や意味をなさない文の有無や比率) ・コピーではなく独自の言葉で書かれているか |
内部リンクに関する項目 | ・ページ内の内部リンクの数 ・ターゲットテキストが最適化された内部リンクの数 ・サイト内の別ページからの内部リンクの数(ナビゲーション等からのリンクは除く) ・no follow リンクの数 ・内部リンクの密度 ・robots.txt の使用の有無や使用の適切さ |
サイト全体に関する項目 | ・サイトの更新頻度
・サイト内のページ数 ・Googleにインデックスされてからの時間 ・XMLサイトマップの使用 ・お問い合わせ先や運営者情報、プライバシーポリシーなどの有無 ・サイトかブログか |
ページに関する項目 | ・meta robot タグの使用の有無や適切さ
・ページの公開からの時間 ・ページの新鮮さ(頻繁に追記されたり修正されたりしているかどうか) ・サイト内の重複コンテンツの有無 ・コンテンツの読みやすさ ( reading level ) ・ページの表示速度 ・ページの種類( サイトのメインコンテンツか否か) ・サイト内でのページの人気度(そのページに対する内部リンクの数) ・ページの人気度(そのページに対する外部リンクの数 |
SEOキーワードに関する項目 | ・タイトル内にキーワードが使われているか否か
・タイトル内のキーワードの位置(先頭か真ん中か後ろか?) ・ALTタグ内でのキーワード使用の有無や適切さ ・内部リンクのアンカーテキスト内のキーワードの有無や適切さ ・blod や italic が使われているキーワードの有無や適切さ ・本文内でのキーワードの位置 ・本文内でのキーワードの使い方や頻度 ・対策しているキーワードと、ページの内容やサイトのメイントピックとの関連性 ・ファイルの名前でのキーワード使用の有無 ・URL内でのキーワード使用の有無 ・キーワード使用の自然さ ・HTML内でのキーワード使用の有無や適切さ |
外部リンクに関する項目 | ・ドメイン当たりの外部リンクの数
・ページ当たりの外部リンクの数 ・リンク先のサイトやページの質 ・リンク先にスパムサイトなどが含まれているか否か ・リンク先サイトやページとの内容の関連性 ・リンク先が404になっているか否か ・SEO業者のサイトに自動でリンクされるようになっているか否か ・外部サイトの画像ファイルへのリンク(外部サイトの画像引用の有無) |
被リンクに関する項目 | ・リンク元サイトとの関連性
・リンク元ページとの関連性 ・リンク元サイトの質 ・リンク元ページの質 ・リンクだけを目的として作られたサイトからのリンクの有無 ・意図的な相互リンクサイトからのリンクの有無 ・リンクの多様性 ・権威あるサイトからのリンクの有無 ・ペナルティを受けているサイトからのリンクの有無 ・相互リンクの比率 ・ソーシャルメディアからのリンクの比率 ・Wikipedia からの引用の比率 ・被リンク対策の履歴(リンク購入や販売の有無) ・ブックマークサイトからのリンクの有無や比率 ・被リンク元サイトのトップレベルドメイン(.com か .gov か等) ・被リンク元ドメインのオーソリティ ・被リンク元ページのオーソリティ ・被リンク元ページの発リンクの場所(フッターやサイドバー等) ・リンクのアンカーテキスト ・リンクタグ内のタイトルタグ使用の有無 |
訪問者に関する項目 | ・訪問数
・訪問者のデモグラフィック情報 ・離脱率 ・訪問者の滞在時間などの傾向 ・訪問者数の増減トレンド ・検索結果内での広告のクリック率 |
ペナルティ項目 | ・キーワードの詰め込みの有無
・リンク購入の有無 ・リンク販売の有無 ・過去のスパム履歴 ・クローキングの有無 ・隠しテキストの有無 ・重複コンテンツの有無 ・ドメインに対するペナルティの履歴 ・サイトオーナーに対するペナルティの履歴 ・その他のペナルティ履歴 ・ハッカーからの攻撃の履歴 ・リダイレクトのスパム的使用の有無 |
6.アルゴリズムアップデートに対応するための3つのコツ
Googleのアルゴリズムアップデートは1年に2〜3回程度とされていますが、どのタイミングで行われるかは公表されていません。そのため、サイト運営者は常にGoogleの動向に注目し、アルゴリズムのアップデートが起きた際には即座に対応する必要があります。
ここでは、アルゴリズムのアップデートに対応するための3つのコツについて紹介します。
1.サイトのアナリティクスを観測する
1つ目は、サイトのアナリティクスを観測することです。
「検索(掲載)順位」、「流入数」、「表示クエリ(キーワード)」は常にチェックしておきましょう。
Googleは大規模なアップデートを行うにあたり、試験的に小さなアップデートを繰り返しているため、アナリティクスに変動があった場合は何かしらのアップデートが起きる可能性が高くなります。
アナリティクスのこまめなチェックを行い「どのようなページが、どのように変化したか」を観測することで、アップデートに備えやすくなります。
2.Google公式の最新情報に注意を払う
2つ目は、Googleが発表する情報に敏感になることです。
たとえば、「モバイルファーストインデックス」が2018年から始まっていますが、いまだにスマホに対応したサイト運営を行っていないのはよくありません。アップデート自体はすべてのサイトが平等に影響を受けますが、すでに公表されている最新情報を取り入れるか取り入れないかでSEOの効果が大きく変わります。
Googleが答えを明示していることに関しては、最速で対応するようにしましょう。
3.「ユーザーにとって価値あるコンテンツ」を意識する
3つ目は、常にユーザーに価値あるコンテンツを提供することを心がけることです。
Googleのアップデートは常に「ユーザーにとって価値あるコンテンツ」を適切にユーザーへ届けるために行われています。つまり、どんなにアルゴリズムがアップデートされても「ユーザーにとって価値あるコンテンツ」が評価されることには変わりはないということです。
これはサイト運営として、最も信頼できる一つの軸にすることができるでしょう。
まとめ
今回の記事では、Googleのアルゴリズムの基本的な考え方と、これまで行われたアルゴリズムのアップデートなどを詳しくご紹介しました。Googleのアルゴリズムを全て理解することは不可能なうえ、そこに意識を向けすぎると、実際のコンテンツ作成に掛ける時間を削ることになります。大切なことは、一貫してユーザーにとって価値あるコンテンツを届けることです。
Googleは、良質なサイトをしっかり作り続けた人が報われるような仕組みづくりを考えています。そこからもわかるように、ユーザーの役に立つ質の高いコンテンツの提供を第一に行いましょう。また、内容もわかりやすく、事実に基づいた詳しい情報であることが大切になります。UIや表示速度など、ユーザーがストレスを感じずに利用できるかを考え、よりよいサイト制作を行うことが大切です。
今後もGoogleによるアルゴリズムアップデートは続きますが、基本的な考え方を知っておくことで対応しやすくなります。
ぜひ今回の記事を使って、これからのSEO対策に役立ててください。
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■ Step3.おすすめの発注先会社から貴社に連絡がきます
ご要望に合わせますが、基本的に3~5社の会社からご連絡がいきます。その中に、もしもご満足いく会社がなかった場合、お客様が納得いくまで発注先を探しますのでご遠慮なくご相談ください。
見積もりが欲しい場合は、一度に見積りがそろいますので、比較検討もしやすいかと思います。